金欠対策!稼ぐ、借りる、貰う、凌ぐ…パターン別解決法

本当に通りやすいキャッシングを探すなら、「成約率」をチェック!

金欠な時にはカードローンやキャッシングに頼りたいものです。

しかし、誰でも利用できるわけではない、というのがミソ。当然ではありますが、カードローンやキャッシングには「審査」があり、その審査をクリアしないとお金を借りることが出来ないんです。

…となると、知りたくなるのが「審査に通りやすい」カードローンです。

とはいえ、どうやって審査に通りやすいカードローンを探せばいいのでしょうか。

その答えは、とある「数字」。

今回は、数字から審査に通りやすいかも?なカードローンを見つける方法をお教えしたいと思います!

借りやすいカードローンがわかる「成約率」とは!?

世の中には「審査が甘いカードローンを見つける方法」というものが数多く出回っています。

正直すべてが正解であり、全てが間違い…と言ってもいいかもしれません。

なぜなら、いくら他人が「ここは審査が甘い」と言っても、自分が審査に可決しなければ自分にとっては「審査が厳しい」カードローンになりえるからです。

カードローンの具体的な審査基準は明かされていないため、どうしてもどこか曖昧なものになってしまいがちです。

しかし今回は、「データ」や「数字」にて、より具体的に「審査に通りやすいカードローン」を見つける、というテーマとなっています。

「どうやって数字やデータで審査に通りやすいか判断するの?」と思うでしょう。

幸いにも、わたしたちには簡単にその「データ」を見るチャンスがあります。

そのデータ、数字とは「成約率」です。

「成約率」とは、審査に可決した(契約が結ばれた)確率

成約率とは、「新規に申し込んだ人のうち、どれだけ契約を締結したか」を表す数字です。

「審査通過率」と言われることもあり、こちらの方が字面から想像しやすいかもしれませんね。

例えば100人が申し込んで1人しか審査に通過しなかった場合、成約率は1%となり、20人が審査に通過したら25%となります。

成約率の数字が高ければ高いほど、新規に申し込んだ際に可決した人が多く、「審査に通りやすい」カードローンと言えるのです。

逆に、この数字が小さければ「狭き門」、なかなか申し込んでも審査に可決する可能性が高くないことがわかります。

どうやって成約率(審査通過率)を調べることが出来るの?

「成約率があることはわかったけど、どうやって調べればいいの?」と思った貴方の疑問にお答えしましょう。

当然ながら、この記事に掲載している成約率はテキトーに予想したものではありません。きちんと公式が出している数字です。

消費者金融などのホームページから閲覧出来る「企業情報」にて成約率を知ることが出来ます。

具体例として、大手消費者金融である「アイフル」の成約率を調べる方法をご紹介しましょう。

1. アイフルのホームページへ行き、画面上部の「IR情報」を選択(クリック)する。

2.「財務情報」を選択する

3.「月次データ」を選択する

そうすると、各月の詳細データが記載されたpdfファイルを閲覧することが出来ます。

データの中の「無担保新規成約率」と記載されている部分が成約率(審査通過率)です。

他の消費者金融等でも同様に成約率などを簡単に調べることが出来ます。もちろん無料なので、「ここの成約率はどうなんだろう?」と気になったら調べてみるのもアリでしょう。

ただ、中には成約率を公表していないところもありますので、全てのカードローンを調べる…ということは残念ながら出来ません。

次のトピックでは、大手消費者金融の成約率を調べてご紹介していきます。

消費者金融は成約率を出しているところが多い

大手の消費者金融は「成約率(審査通過率)」を公表しているところが多く、どのくらいの人が審査に通過しているのかを比較的簡単に調べることが可能です。

とはいえ、いくら成約率が高くても利用しづらかったり、金利が高すぎる!といったことがあってはその魅力は半減…ですよね。

そこで、各社の商品スペックや特徴とともに、具体的な成約率を見ていこうと思います!

4割以上の人が借りられる「アイフル」

最初にご紹介しますのは、大手消費者金融の「アイフル」です。

2017年の1月~8月までという少々中途半端なデータではありますが、各月の成約率(審査通過率)は以下のようになります。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
41.4% 41.8% 43.5% 42.5% 42.0% 42.9% 47.3% 47.4%

月によって多少のバラつきこそあるものの、成約率はいずれも40%超え!4割以上の人がアイフルを利用できているということがわかります。

8ヶ月間の平均成約率は「43.6%」。決して「通りづらいカードローン」ということはなさそうです。

特に2017年の7月、8月は50%に届きそうな数字です。今後もこれくらいの成約率であれば、だいぶ利用しやすいと言えるのではないでしょうか。

そんな「アイフル」の商品スペック(キャッシングローン)を見てみましょう。

項目 詳細
利用限度額/金利 500万円まで/4.5%~18.0%
無利息期間 30日(契約日の翌日より開始)
申し込み条件 ・20歳以上
・アイフルの基準を満たす
・定期的な収入がある(パート・アルバイト可)
申し込み方法 インターネット・店頭窓口・契約ルーム・電話

利用条件は非常にシンプルで、これで弾かれてしまう、という方は少ないでしょう。

限度額も500万円までとかなりの額を借りることが可能ですし、金利は消費者金融なので18%と高めですが、他社とくらべて特別高いということもありません。

インターネットだけでなく、契約ルーム(無人契約機)での申し込み・カード発行が出来ますので即日融資も十分に可能です。

なんと成約率5割超えの月も!高い成約率を誇る「アコム」

続いては「アコム」です。こちらは定期的にCMを放映していますので「CMで知っている」という方も多いのではないでしょうか?

そんなアコムですが、驚くべきはこの成約率の高さです!

アイフルと同様に、2017年の1月~8月までの中途半端なデータではあるものの、その数字には思わず「おっ」と言ってしまうかもしれません。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
44.8% 46.6% 48.2% 47.6% 50.2% 49.2% 47.6% 48.2%

なんと50%を超えている月もあり、他の月もほぼ45%超え、むしろ50%に近い数字となっています。

8ヶ月の平均成約率は「47.8%」とかなりの高さです。

アイフルも高い成約率でしたが、さらにそれを上回っており、アコムはまさしく「審査に通りやすいカードローン」と言ってもいいのかもしれません。

そんな「アコム」の商品スペックはこちらです。800万円までお金を借りることが出来ますので、まとまった資金が必要な人でも安心です。

項目 詳細
利用限度額/金利 800万円まで/3.0%~18.0%
無利息期間 30日(契約日の翌日より開始)
申し込み条件 ・20歳以上(利用は70歳まで)
・アコムの基準を満たす
・定期的な収入がある(パート・アルバイト可)
申し込み方法 インターネット・店頭窓口・むじんくん・電話・郵送

申し込み方法もインターネットやむじんくんなど、アイフルと同様に様々な方法が用意されており、30日の無利息期間もあります。

当然、即日融資にも対応していますよ!

こちらも基本4割超え!ちょっと低い金利も嬉しい「プロミス」

どんどん行きましょう!続いては「プロミス」です!

ちなみにちょっとした豆知識ですが、「プロミス」は社名ではなくブランド名だったりします(会社名は「SMBCコンシューマーファイナンス」です)。

…ということはさておき、成約率を早速ですが見ていきます。

流石にアコムほどの高さはありませんが、プロミスもすべてが4割超えと、決して成約率が低いわけではないことがおわかりいただけるかと思います。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
41.0% 42.5% 42.4% 43.9% 45.1% 44.8% 43.9% 46.0%

上記8ヶ月間の成約率を平均すると「43.7%」。決して低い数字ではありませんが、アコムの数字を見てしまうと少々見劣りしてしまうかもしれませんね。

とはいえ、最初にご紹介しましたアイフルとほとんど(0.1%)差がありません。

大手の消費者金融はだいたいこのくらいの成約率なのかな?と想像することもできそうですね。

そんな「プロミス」の商品スペックはこちらになります。

項目 詳細
利用限度額/金利 500万円まで/4.5%~17.8%
無利息期間 30日(利用日の翌日から開始)
申し込み条件 ・20歳以上69歳以下
・定期的な収入がある(パート・アルバイト可)
申し込み方法 インターネット・店頭窓口・自動契約機・電話・郵送

ほんのちょっと、0.2%ではありますが他の商品に比べると金利が低くなっています。少しでも低金利で…!という方は要チェックですね。

また、無利息期間が「利用日の翌日から」という点も重要です。

契約日の翌日からですと、実際借りていない日があった場合に30日間の無利息期間をフルで利用することが出来ません(契約日が1日で、4日に初めてお金を借りた場合、2日から無利息期間が始まっているので、28日間しか無利息期間を受けられなくなります)。

プロミスは利用日の翌日からなので、30日間しっかりと無利息期間を利用することが出来ます。これは利用者にとってはありがたいですよね!

申し込み方法も他社と同様に豊富なので、自分に合った方法で手軽に申し込めます。

意外に狭き門!?利便性が高い「ノーローン」

消費者金融の最後のご紹介になりますのは「ノーローン」です。

ノーローンは他のカードローンと少々違う部分もある、ちょっと特殊なカードローン会社といってもいいかもしれません。

そんなノーローンの成約率を見てみましょう。

ここまでは2017年の1月~8月までの8ヶ月の数字でしたが、公開しているデータの性質上、ノーローンは2016年から2017年の3ヶ月区切りでの数字となっています。

2016/3 2016/6 2016/9 2016/12 2017/3 2017/6
22.1% 22.7% 22.3% 19.6% 19.1% 24.0%

これまでの成約率に比べると、かなり低いことがわかります。最新(2017年6月)こそ24.0%と20%が超えているものの、20%…つまり5分の1を切っている期間が2つもあります。

上記期間を平均しますと、「21.63%」。他社に比べると2分の1以下の数字となっており、消費者金融の中ではかなりの「狭き門」と言っても過言ではないかもしれません。

それでは、狭き門であるノーローンの商品スペックにうつりましょう。

項目 詳細
利用限度額/金利 300万円/4.9%~18.0%
無利息期間 7日間(利用日の翌日から開始)
※繰り返し利用可能
申し込み条件 ・20歳以上
・定期的な収入がある(パート・アルバイト可)
申し込み方法 インターネット・自動契約機・電話

利用限度額は300万円までと他社に比べると少なめではあります。が、ここまで借りるという方はそういないと思うので、大きく影響はしないと思います。金利についても他社とそう大きく変わるところはありません。

他社と大きく違うところは無利息期間でしょう。ノーローンは7日間と非常に短いですが、その代わり「繰り返し何度でも」利用可能なんです。

とはいえそれには「完済する」という条件がつきます。正確には、完済月の翌月以降の借り入れの際、また無利息期間が利用できるというワケですね。

例えば9月にお金を借り、11月に完済した場合、12月以降の借り入れの際、再度7日間の無利息期間が利用可能となります。

少額を借りてすぐ完済、というタイプの方であればノーローンは非常にお得に使えます。

そのため、成約率も低めなのかもしれませんね。

銀行カードローンは成約率を出しているところは少ない

消費者金融4社について成約率を見てきました。

となると気になるのは「銀行カードローンはどうなんだろう?」というところ。

一般的には「消費者金融は銀行カードローンに比べて審査が甘い」「銀行カードローンは審査が厳しい」と言われています。

そのため「本当に銀行カードローンの方が審査が厳しいの?」「消費者金融の成約率とくらべてみたい!」と考える方も多いでしょう。

私自身もそう思いますので、銀行カードローンの成約率のデータを探しました…が、残念ながら銀行カードローンはそのようなデータを出すのは一般的ではないのか、成約率がわかるデータは「レイク」のもののみでした。

1社だけではありますが、レイクは銀行カードローンであることは間違いありません。

ですので、商品スペックとあわせてレイクの成約率を見てみたいと思います。果たして消費者金融の成約率と比較してどうなのでしょうか?

だいたい3割超!「新生銀行カードローン レイク」

それでは早速ですが、「新生銀行カードローン レイク」の成約率(審査通過率)をチェックしてみましょう。

ノーローンと同じく(ノーローンも新生銀行グループです)、2016年から2017年6月までの少々長めの期間のデータとなっています。

2016/3 2016/6 2016/9 2016/12 2017/3 2017/6
30.0% 32.6% 33.3% 35.5% 36.3% 36.6%

4割には届かず、3割~3割5分といったところですね。平均の数値は「34.05%」。

面白いのは「ノーローン」よりも成約率が高い、というところです。

よほどノーローンは審査が厳しいのか?と思ってしまいますね。

銀行カードローンのデータとしてはレイクのみなのでこちらを基準に考えるしかないのが実情ですが、他の銀行カードローンもだいたいこれくらいの数字をイメージしておけばいいのかもしれません。

項目 詳細
利用限度額/金利 500万円/4.5%~18.0%
無利息期間 30日または180日(10万円まで)
(契約日の翌日より開始)
申し込み条件 ・満20歳~70歳
・定期的な収入がある(パート・アルバイト可
申し込み方法 インターネット・自動契約機・電話

レイクはノーローンと同様、他社とはちょっと違った無利息期間が用意されています。

それは、30日間と180日間という2種類の無利息期間が選べるという点。180日間の方は上限が10万円までと決まっています(15万円借りる場合、10万円分は無利息ですが、5万円に対して利息がかかります)が、約半年間も無利息で利用できます。

少額の借り入れであれば、半年間の猶予があるのは嬉しいですね。

金利については、銀行カードローンの多くが15%程度な中、最高で18%と消費者金融と同等の高さではありますが、上手く無利息期間を利用すれば十分お得と言えるでしょう。

成約率が高いから必ずOKではない!気をつけるポイントとは?

ここまで成約率のデータをご紹介してきましたが、成約率が高いからといって、必ず審査に可決するわけではありません。

「成約率が100%じゃないから当然じゃない?」という意見はもっともです。

確かに今回ご紹介した中で一番成約率が高いアコムでも50%を切っていますので、約半分の方は審査に落ちることになります。

しかしそれ以外にも、申込時に気をつけておきたいポイントがある、ということなんです。

本来可決するはずだったのに、あるポイントを守らなかったから可決しなかった…というのは寂しいものです。

最後に、知っておくだけでちょっとお得なポイントをご紹介しましょう。

一回の申し込み件数は2~3件まで

成約率の数字を見ると、アコムとアイフルとプロミスに申し込めばどこかひとつには可決出来るかもしれません。

「それでも落ちるかもしれないから他のところにも…」と、申し込みの会社を増やすと逆に落ちる可能性があります!

あまりに短期間の間に複数の会社に申し込むと「申し込みブラック」と言われる、敬遠される状態になってしまいます。

しかもその情報は半年間残るので、一度そうなると半年間は申し込んでも可決しづらくなってしまうんです。

基本は2件まで、3件が限度と言われています。

借り入れの希望額に注意!

基本、借りることが出来る金額は「年収の3分の1を超えない金額」となっています。しかもこれは1社からの借り入れではなく、カードローンやキャッシングにおける借り入れの総額です。

あまり希望する限度額が大きかったり、他社からの借り入れがある場合は合計額に注意しないと、否決の原因となる可能性があります。

「危ないかも…」と思う方は、少なめの希望限度額にするなど、ちょっと工夫をしてみてもいいかもしれません。

借入件数は3件程度までに抑えるべき!

一度に申し込む件数が多いと審査に可決する可能性が低くなる、ということを先程書きましたが、「借入件数」についても気をつけなければなりません。

沢山の会社からお金を借りるということは、それだけ1ヶ月に返済する金額が多くなるということです。

例えば3社からお金を借りていて、それぞれ毎月1万円返済するとしたら、1ヶ月で3万円も返済に回さなければなりません。

そのため、返済が大きな負担になる→お金を返せなくなる…とならないために、借り入れ件数が多い人にはお金を貸さないことが多いんです。

こちらも申し込み件数と同じくらいで、2件か3件までに留めておくべきでしょう。4件、5件と借りている場合は借りられない可能性がかなり高いので要注意です!

基準に悩む商品選び。金欠なら成約率で選ぶのもアリ!?

今は非常に多くの種類のカードローン・キャッシングがあります。

それぞれが大きく違えばいいのですが、金利なども近いことが多く「これだ!」という決め手に欠ける部分があるのも事実。

とはいえ、中には「金欠で困っているから、少しでも審査に通りやすいカードローンがいい!」と考えている人も多いはず。

そんな方にとっては、何よりもこの「成約率」が重要な情報となるでしょう。

残念なことに、成約率が高いから自分も可決する…と言えるわけではありませんが、それでも成約率が低いところと比べれば、十分にチャンスがあると言えます。

お金を借りるためには審査に可決しないといけないわけですから、やっぱり成約率が高いほうが心情としても安心できそうです。

消費者金融であれば比較的簡単に成約率をチェックすることが出来ますので、迷った時は一度見てみてはいかがでしょうか?

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