車の維持費に悩むならカーリースがお得!特徴とデメリットまとめ
「車に乗りたいけどお金がかかる…」という理由で、泣く泣く車を諦めている方も多いのではないでしょうか。
昔は車に乗るとなったら、自身で車を購入するか、レンタカーを借りるくらいしかありませんでした。
しかし自家用車は維持費がかかるし、レンタカーはいちいち面倒。そんな方にオススメしたいのが「カーリース」と「カーシェアリング」のサービス。
どちらも車の維持費が不要で、かつ料金プランもわかりやすく、車に乗りたいけど維持費がネックだったという方にオススメ出来る方法なんです。
今、大きく成長している2つの新しい「クルマとの関わり方」と言える、カーリースとカーシェアリングについてご紹介したいと思います!
自分の車のように使える「カーリース」
それでは具体的にカーリースについて説明していきましょう。
カーリースは「リース」という言葉が入っている通り、「車を長期間お金を払って借りる」ことを指します。
リース会社によって選べる車種や価格、受けられるサービスなどに違いがあります。
カーリース利用におけるメリット
カーリースを利用するメリットは以下になります。
- 税金などを別に払う必要がない
- かかる費用が明確
- 自分の好きな車に乗れる
- 簡単に「乗り換え」が可能
カーリースは、毎月(車種などによって)決まった金額を支払います。
また、自分の好きな車に乗ることが出来ます。例えば高級な車ですと、購入するためにローンを組まなければならず、またローンが降りるか…といった心配がありますが、リースであれば毎月リース代を支払うだけでOKなので、憧れの車に乗ることが可能というわけです。
これは高級といった区分だけでなく「車種」そのものにも言えます。
例えば結婚して夫婦ふたりであればそんなに大きな車は必要ありませんが、子供がいるとバンタイプの車が欲しくなるでしょう。
車を購入すると、支払いなどの関係で5年以上はその車に乗らなければならないことが多いですが、リースであれば自分たちのライフステージにあわせて柔軟に乗る車を変えることが可能です。
カーリース利用におけるデメリット
手軽な乗り換えや明確な費用などメリットが多いカーリースですが、デメリットもあります。
- 車の所有者ではないので返却しなければならない
- リース料金は高め
- 基本的に中途解約が不可能
- 走行距離が決められている
リースは当然ですが「借りている」状態ですので、所有者はリース会社となります。
とはいえ、中には一定の期間リースで乗った後、そのまま車を購入出来る商品もありますので、そういった商品を選べば「最初はリース、後々自家用車」にすることも可能です。
毎月のリース料金が高めという点も、手数料なり保険や税金なども含まれているため致し方ない部分ではあります。
ここからがデメリットと感じる人も多いでしょう。
カーリースは「○ヶ月以上乗る」という契約になるため、途中で解約することは出来ません。仮に出来たとしても違約金を支払う必要があり、これがまた高額だったりします。
そして、走行距離が決められています。例えば月間2,000kmまでの契約である場合、その走行距離を超えると別途お金を払わなければなりません。
週末にドライブがしたいと思っていても、この走行距離の縛りのせいで遠出が出来ない…なんてこともあるでしょう。
実際どれくらいお得になるの?
あくまでざっとした計算にはなりますが、カーリースと自家用車でかかる費用を試算してみましょう。
車はホンダの「N-ONE G・Lパッケージ(FF)」です。ホンダのカーリースサービス「ホンダカーリース」で借りた場合(ファイナンスリース・60ヶ月・月間走行距離1,000km)です。
カーリース | 購入 |
---|---|
月額24,600×60回 年間費用:29.5万円 |
自動車代:1,298,000 年間維持費:42.3万円 年間税金:5.1万円 |
これだけの費用の差が出てきます。
かなり大きな差ではありますが、自家用車の場合売ることが出来て資金の回収が多少は出来ること、多少傷がついてしまっても問題ないことなどのメリットもあります。
走行距離も考えなくていいですし、内装なども好きにできる点もやはり自家用車ならではです。
カーリースはどんな人向け?
最後に、カーリースはどのような人にメリットが多いのかをまとめました。
- 一定年数を超えたら別の車に乗り換えたい人
- 週に1回か2回、週末に乗るくらいという人
- かかる費用を明確にしたい人
このような人が当てはまると思います。
逆に通勤でしっかり車を使っていて、かつ週末も車で出かけることが多いなど車依存度が高い場合や、気に入った車を長く乗りたい人であればリースでなくとも自家用車の方がいい、という可能性もあります。
カーリースよりも手軽に車に乗れる「カーシェアリング」
カーリースよりも手軽に乗ることが出来る、と言えるのが「カーシェアリング」です。
シェアリングという名の通り、シェアする、共有するという意味で、すなわち「ひとつ(あるいは複数)の車を多人数で共有する」サービスです。
カーシェアリング会社の会員となることで特定の駐車場に停まっている車を自由に利用することが出来、利用時間に応じて使用料を支払います。
カーシェアリングとレンタカーの違いは?
カーシェアリングとレンタカー、どちらも「短時間借りる」という意味合いでは非常に似ているサービスのように思えますが、実は細かな違いがあります。
カーシェア | レンタカー | |
---|---|---|
乗り捨て | 不可 | 可能(不可なケースも有) |
契約 | 1回(会員になれば継続) | 乗る(借りる)都度 |
対応時間 | 24時間 | 営業時間内 |
レンタカーは「1回切り」、カーシェアリングは「継続的」なレンタルサービスと言えるでしょう。
カーシェアリング利用のメリット
カーシェアリング利用のメリットについて考えてみましょう。
- 車の維持費がかからない
- 様々な車種を選べる
- 出先でも簡単に利用できる
主にこの3つとなります。
まず、車の維持費がかからないこと。これは車を保持しているわけではないので当然と言えますが、先程の試算の通り自家用車を持つと非常にお金がかかります。
それだけ車を頻繁に使う、車を持ちたいというのであれば問題ありませんが、維持費はできるだけ低く、でも車を使いたいという時に有用です。
例えばカーシェアリングの「カレコ」にて「子供の送り迎え」を想定した1ヶ月の利用金額を試算した場合、以下のようになります。
利用車種:コンパクト
1ヶ月当たりの利用数:20回
1回当たりの利用時間:1時間
1回当たりの利用距離:10km
1ヶ月の利用金額:15,600円
また、カーシェアリングはその会社が保有している様々な車種の中から自分に合ったものを選ぶことも可能です。
家族で出かけるときはミニバンを、一人の時はコンパクトカーを…といった選び方も出来ます。
そして便利なのが、出先でも利用できること。
その会社がカバーしている地域であれば、会員である限り自由に利用することが出来るため、出張先で急に車が必要になってもレンタカーを借りる必要がありません。
カーシェアリング利用のデメリット
対して、カーシェアリング利用のデメリットはこちらになります。
- 絶対に乗れるわけではない
- 確実に乗るために予約が必要
- 予約の時間内に返却する必要がある
- 乗り捨てが不可能
レンタカーやカーリースと違い、カーシェアリングは「1台の車を多人数で共有する」というシステムのため、自分が常に都合よく使えるわけではない、という点が最大のデメリットと言えるでしょう。
確実に乗りたいのであれば利用時間を事前に予約しておく必要があります。
さらに、その予約時間内に車を返却しなければなりません。例えば片道30分程度かかるところに行くのでしたら、1時間では時間が足りない場合があることを考えると2時間予約を取るべきでしょう。
会社によりますが、予約時間を長くとっても実際に車に乗った時間で利用代金を計算してくれる会社もあります。
その場合は予約時間を長めにとっておくことで、返却出来ずに次の人がすぐに車に乗れなかったというようなトラブルを防げます。
そして、レンタカーとの違いでも触れましたが、乗り捨てはできず、車に乗った駐車場に必ず帰ってこなければなりません。
カーシェアリングはどんな人にオススメ?
カーシェアリングはどのような人にオススメなのかを最後にまとめました。
- そこそこ頻繁、かつ短時間の車の利用が多い人
- 自家用車を持つ気はないけど車を使いたい人
- 出張や旅行先でも車を使いたい人
「車を使いたいけど、短距離や短時間だけでそのために車を買うのは…」という方はカーシェアリングが便利。
週末のレジャーだけに使いたい、という人はレンタカーの方がお得になる可能性もありますので、試算してみることをおすすめします。
出張や旅行など、あまり知らない土地でも車をちょっと使いたい、という人にもカーシェアリングはオススメですね。
どちらもわかりやすい料金計算が魅力。用途にあわせて
自家用車の場合、車の代金だけでなく税金や保険料も支払う必要があるため、一体どのくらい最終的にお金がかかるのかが見えづらいのがネックでもありました。
しかしカーリース、カーシェアリングともに料金計算しやすく、「どれくらい車を利用するのにお金がかかるのか」が試算出来るのが魅力だと思います。
普段あまり車を使わないのであればカーシェアリングを、しっかり使っていきたい、かつライフステージにあわせて乗る車を変えたいのであればカーリースを…というように、用途にあわせて選びましょう。
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