常に金欠…その理由は家計管理にあった!?貯金出来る体質になる方法
「友達よりもお給料は高いはずなのに、友達はきちんと貯金できてる。だけど自分は貯金ほとんどナシ…なんで?」
「いつも給料日前はカツカツで、金欠になってしまう。そんなにお金を使っている意識はないのに」…なんてことはありませんか?
きちんと働いていてお給料が毎月入ってくるのに、なぜかお金が貯められない。なぜかいつも金欠。
それは、お金の管理、家計管理が上手く行っていない可能性が高いんです!
「なぜかお金が貯まらない」はありえず、何かしらの原因や理由がそこにはあります。
あなたはなぜ貯まらないのか、金欠になるのか一度考えてみませんか?
お金の使い方を考える。あなたは無駄遣いしていない?
金欠の原因として大きいのは「お金の使い方が悪い」ことです。
「お金が貯まらないのは無駄遣いをしているからだ」…これは誰もが持っている意識、常識と言ってもいいくらいの知識かもしれません。
とはいえ、ただ頭ごなしにそう言われても「自分は別に無駄遣いはしていないし」と反発したくなる気持ちも出てきますよね。
あなたは無駄遣いをしていないかどうか、まずはこのトピックで考えてみましょう。
お給料が入ったらすぐに使っていないか?
金欠の方に多いのが、お給料が入ったらすぐにいくらか使ってしまうというケース。
確かにお給料が入ったら嬉しくなりますし飲みにいったりしたくなるものではありますが、そのお給料はその日だけでなく、これから1ヶ月間生活をするためのものです。
お給料日ではなくても、その後の週末などに「今はお金があるから!」と限度を考えずに使っていないでしょうか?
お金が入ると気が大きくなってしまうことはよくあること。しかしそれが毎月のように起こっていれば、知らないところで無駄遣いをしていても全く気づいていない可能性が高いです!
本当に必要なものじゃないのに購入していないか?
お金が貯まらない方に多いのが、「衝動買い」の多さです。
お店などで見て、つい「可愛い!」「これいいな」と思ったら購入してしまった経験は誰しもあると思いますが、そういったものに限って実用的ではなかったり、購入してもほとんど使う機会がなかったりしますよね。
今は外出して、その先で購入…というよりも「ネットでの衝動買い」が増えているように思います。
「特別今日はすることもないし、ふらっと楽天でも見るか…」と思ったが最後、「これ便利そう!」「これ美味しそう!」などの沢山の誘惑に負けてしまい、ついついクリックしてしまう…なんて経験、ありませんか?
お店で購入するのと違い、ネットショッピングはクリックで簡単に購入できてしまうため、買い物のハードルが下がっています。
その後送られてきた荷物を見て「そういえばコレ買ったなあ…」なんて、無駄遣い以外の何者でもありません!
「見えない出費」を増やしていないか?
見えない出費…というと、何かに騙されているようにも見えますが、そうではありません。
「クレジットカード」という、見えない出費をしていることはありませんか?
先程のネットショッピングでもそうですが、多くの方は支払いをクレジットカードで行っているはずです。
財布からお金を出して購入する買い物に比べて、クレジットカードは財布の中身が減ることはないため、どれだけ使っているかを意識しづらいんです。
そのため、翌月以降のクレジットカードの支払いで「こんなに使ったっけ!?」と愕然とした経験がある方もいるのではないでしょうか。
「普段からお金を使っているつもりはない」と思っていても、クレジットカードでの買い物が多いといつのまにか金欠になっている…なんてことも。
ネットでの買い物が多い方は、一度見直してみてはいかがでしょうか?
「自分がどれだけ使っているか」を把握していないことが多い
クレジットカードもその中に入るのですが、「自分がどれだけお金を使っているのか」を把握していないため、金欠になってしまう人は多いです。
例えば毎朝缶コーヒーを買っている…となれば、1ヶ月で約3,000円の出費となるわけですが、その行為を意識していないため「実はこれだけお金がかかっていた」という事実がわからない、ということです。
これは自身のお金の「残高」をわかっていないということでもあり、「自分は給料日までにあとどれだけお金を使っていいのか」を把握出来ていないからこそ起こることです。
「なんでかわからないけどお金がなくなる」という方は、自分がお金をどのように使っているのか把握出来ていないために「なぜか」お金がなくなるのですが、きちんとそこには理由があり、それを自分がわかっていないだけなんです。
他人から「無駄遣い」に見えても、自身にとって価値があればいい
お金の使い方として「無駄遣いは間違い」というのは正しいことですが、それは「自分にとって無駄遣いと感じるものにお金を使うのは間違い」という意味です。
他人からはそれが無駄遣いに見えたとしても、自分がその商品やサービスなどに納得しているのであれば、決してそれは無駄遣いではありません。
なので「好きなことだけど、他人から見たら無駄遣いだからそれに対してお金は使わない」というのはストレスの元にもなりますし、価値観の違いというだけなのでそのような結論を出す必要はないでしょう。
ただし、自身が「無駄だった」と感じるのであれば、それは無駄遣いの範疇に入ってきます。
好きなことや趣味のお金に関しても、ある程度は取捨選択など冷静な判断が出来るようにしたほうがいいのは確実ですが…。
少しでもお金を貯めたい!そんな時に出来る方法は?
どうでしょうか?自身のお金の使い方に見直す部分はあったでしょうか。
人によっては、お金の使い方を見直すだけで「金欠が解消された!」「金欠どころか貯金まで出来るようになった!」という嬉しい変化が起こることもあるでしょう。
しかしなかなかそれが出来ない、お金の使い方を意識しようとしてもどのようにやればいいのかわからない…という方のために、「お金を貯めやすくする方法」をご紹介します。
「残高」を確実にチェックする
なぜお金を貯めることが出来ないのか、それは単純に「支出」が「収入」と同じくらいか、上回っているからです。
お金を貯める方法は至極単純で、支出を収入が上回っていればいいんです。
収入を上げるのはなかなかに苦労が伴いますから、支出を下げればいい、本当に単純な話です…が、いざ実行しようとするとなかなか出来ないんですよね。
なぜ出来ないのか、それが出来ない方は「残高」を意識していないからです。
貯金残高もそうですが、1ヶ月のお給料(実際使える額)が30万円だとしたら、その30万円を次のお給料日までにどのように使っていくかという計画が必要となります。
お金を貯められる人は30万円から、その日の残高がいくらになったかを細かく意識しますが、お金が貯められない方は残高を意識していないため、自分がどれだけお金を使っているかよくわからず、結局給料日前には金欠になってしまう…というわけです。
自身の支出を把握するためには家計簿は非常に有効ですが、正直家計簿をつけるのは面倒ですよね。
そこで、「残高」のみを記録するようにしましょう。お財布の残高で構いません。
毎日財布の中の残高を見るだけで、「ちょっとここ数日は使いすぎているな」「最近はあんまり無駄遣いをしてないみたいだな」と把握出来るようになります。
また、口座から預金を下ろすときもきちんと預金残高をチェックしましょう。
お金を下ろすのは1週間に一度、というように期間を決めるのもオススメです。
できるだけクレジットカードは使わない
貯金を増やしたいなら、クレジットカードはできるだけ使わない、ということも有効です。
なぜかと言うと、先程のトピックでも触れましたが、クレジットカードは財布から現金がすぐになくなるわけではありません。
利用した翌月、あるいは翌々月に口座から引き落とされる形になるので、目に見えた出費と認識しづらいからです。
もちろん
- 使った金額
- 引き落としのタイミング
- 引き落とされるときの預金残高
の3つがしっかり確認出来ているのであれば使っても問題ないと思いますが、「いつの間にかお金がなくなっている」「全然お金が貯まらない」という方の場合、これらの管理が出来ているとは残念ながら思えません。
そのため、使う時には「現金払い」を意識し、手の中からお金がなくなっていくことを実感することで管理しやすくする、というわけです。
しっかりと「貯蓄」と「予算」を分ける
貯金が出来ないのであれば、最初から「貯蓄分」を毎月の収入からカットしてしまえばいいんです。
先程の例にならって、月30万円使えるとした場合、5万円を貯蓄分として、さっさと積立か何か、引き出しにくい口座などにでも入れてしまいます。
そうすると、1ヶ月を25万円でやりくりすればいいということになりますね。
そこからは自分でどのような管理をしてもいいでしょう。先程の方法のように、財布の残高をメモして自分のお金の使いみちを確かめる方法も有効です。
しかし「それだけでは結局お金を使ってしまうだけで心配」という方もいるでしょう。
そんな方は「1週間の予算」を決めてしまいましょう。
25万円を4週間で割ると、だいたい6万円です。1万円余分ですが、これは緊急時の予算として別に考えておいてもいいかもしれません。
1週間のはじめに「6万円だけ」引き出し、やりくりをします。
そして、2週間目のはじめにまた6万円を引き出します。その時財布に残っていた分は貯金に回しましょう。
それを繰り返すことで、最初は6万円という予算では過ごせないかもしれませんが(1週間で6万円なら普通は十分すぎますが!)、だんだん慣れてくると予算内に収まるようになる(無駄遣いが減るなど)、貯金額が増えてくる…といった嬉しい効果が期待出来ます。
「これだけあるから使う」のではなく、「この期間ではこれだけしか使えない」と意識することで、無駄な買い物をぐっと減らすことが出来るはずですよ。
これまでの「無駄遣い」で購入したものは売る・処分する
既にこれまで無駄遣いしていて、もう使いそうにないものは思い切って処分するのも手です。
買うことを後悔したものが家にあると、目に入った時に「そういえばこれ…」とイヤな気分を思い出してしまうことにもなります。
フリマアプリやネットオークションなどで売ることで、必要としている人の手に渡すことが出来ますし、少額であっても臨時収入が得られます。
本当に欲しいものかどうか確認してから購入する
衝動買いが多い方は、本当にそれが欲しいのかどうかを確認するという作業を入れましょう。
とはいえ、「欲しい!」と思っている時期であれば、「本当にそれが欲しいんだから買ってOK!」という結論になりやすいです。
そこで試してほしいのが、「紙に書き出す」こと。
その商品とその価格を書き、さらに「その商品を購入したことで得られるであろうメリット」「その商品を購入したことで発生する可能性があるデメリット」を並べて書き出します。
そしてメリットとデメリットを見比べて、メリットの方が大きいと感じられたら購入を考えてもいいでしょう。
しかし、デメリットの方が多いのであれば、その商品を本当に買うべきかどうか、もう一度考えてみる必要があります。
例えば、2万円でとても可愛いクラッチバッグが売っていて、それを欲しい!と思ったとしましょう。
例とする商品画像がないので想像しにくいとは思いますが、私が考えたそのバッグのメリットとデメリットを書き出してみますね。
メリット | デメリット |
---|---|
・可愛い! ・パーティや二次会に良さそう ・財布や携帯もちゃんと入る ・肩がけにも出来て便利 ・コーディネートのポイントになる |
・ちょっと派手 ・普段使いはしづらい ・荷物があんまり入らない |
このようなメリット・デメリットが思いついたとしましょう。
メリットの方が多く出ていますが、正直日常的にパーティをすることはありませんし、二次会などに行く機会もそう頻繁にありません。
財布や携帯がちゃんと入るというメリットがありながらも、荷物があまり入らないというデメリットも同時に感じています。
これらを踏まえて考えると「可愛いし特定のシーンで活躍しそうだけど、日常的にはあまり使いみちがなさそう」という結論が導き出せます。
…となると、2万円でコレを買うべきか?と一考する必要がありそうですね。
このように、とりあえず欲しい!と衝動買いするのではなく、一度冷静に考える時間を持つことで「本当に欲しい」と思えるものだけ買うようにすると、自分の周りには「本当に必要だと感じたもの」だけが集まるようになりますよ。
どうしてもお金が足りない!そんなときの対処法
お金の使い方や貯め方を知り、実行に移していても、様々なトラブルやイベントごとの重なりなどで、「どうしてもお金が足りない!」という時もあります。
ある程度の貯金があれば対応することも可能ですが、貯金は今始めたばかりであったり、大きな買い物で使ってしまったといった「貯金もない」という事態ですとどうすればいいのかわからないですよね。
そんな時に取ることが出来る「対処法」をこのトピックでは考えてみましょう。
当然ながら、中には日常的に使うことを推奨しない方法も含まれています。
クレジットカードを使って凌ぐ
クレジットカードは見えづらい出費のため、お金の使い方を自身で把握していない、お金が貯まらないという方にはあまりオススメしていませんでした。
しかし、お金が必要という時は話は別です。
クレジットカードは現金がなくても、支払いは翌月あるいは翌々月となりますので、支払いまでに猶予期間があります。
なので、お金がないという緊急時はクレジットカードで買い物をすることでそのピンチを凌ぐことが可能です。
当然ですがクレジットカードを使った場合はその金額、引き落とし月などをきっちりとチェックし、その月分の予算を想定しておくことも忘れずに!
自炊など、簡単にできる節約術を利用する
世の中には沢山の節約術が溢れています。
例えば外食ではなく自炊する、シャワーの時間を15分以内にして水道代を節約する…などなど。
必要なお金が大きい場合は自炊などの節約術をしたところでお金が湧いてくるわけではありませんので意味がないですが、貯金などを使ってしまって給料日まで耐えなければ…!というときには有効な方法です。
ただ、全てを節約する!と意気込むとストレスになる可能性がありますので、ネットなどで様々な節約方法を調べて、自分でもできそうな、自分に合いそうな方法で節約することをオススメします。
人に借りる
今現金が必要で、それが足りない!という場合、「緊急だから」と人に借りるという手もあります。
借りる相手は親、友達、同僚など自分が信頼でき、かつ相手からも信頼を受けている人がいいでしょう。
…とはいえ、お金を借りるというのはあまりいい気分にならないものですし、仮に金欠が続いてお金が返せないとなると、相手からの信頼を失うことにもつながってしまいます。
ですので、
- 絶対踏み倒さないという意思を示すために借用書を作る
- お給料が入ったら優先的に返済する
- 返済出来る時期の目処を早めに連絡する
などの「誠実な対応」が求められると言えるでしょう。
返済の目処があるならカードローンもあり
金欠の状況が「次の給料日が来れば問題ない」というレベルであれば、カードローンを利用するのもアリでしょう。
カードローンの中には、借りてから、あるいは契約してから一定の期間利息が0円になる「無利息期間」が利用できるところがあります。
無利息期間内に全額返済することができたら、利息はつかず借りた額のみを返済すればいいため、こちらの負担は全くありません。
- 給料日が近い
- 借りる額がそんなに大きくない(全額返済が可能)
という場合、カードローンの利用もオススメです。
ちなみに無利息期間が可能なカードローンは以下の通りです。
名称 | 無利息期間 | 開始日 |
---|---|---|
アイフル | 30日間 | 契約日の翌日 |
アコム | 30日間 | 契約日の翌日 |
プロミス | 30日間 | 借入日の翌日 |
ノーローン | 7日間 | 借入日の翌日 |
ジャパンネット銀行 | 30日間 | 契約日の翌日 |
レイク | 30日または180日 (180日の場合無利息になる 対象額の上限は5万円) |
契約日の翌日 |
無利息期間のうちに次の給料日がくれば、利息を支払わずにお金を借りることが可能と言えます。
人から借りるのはちょっと気が引ける…という方は、こちらを試してみてはいかがでしょう。
ただし、無利息期間を過ぎると当然ですが利息がかかってきますし、その後使わずに放置していても契約は続きます。
今後カードローンを使うことはない、という方は利用した後は解約するのを忘れないようにしましょう!
【参考記事】
お金の使い方を確認し、貯め方を知れば改善可能!まずは見直しを
いつも金欠、貯金ゼロ。そんな生活から抜け出したい…と思っているなら、まずは自分の「お金の使い方」を見直してみましょう。
「そんなに使っているわけじゃないのにお金が貯まらない」と思っていたはずが、意外と使っていた…という事実に驚くことになるでしょう。
かなりの額を貯める、というのであれば別ですが、自分のお給料に見合った貯金をしたいのであれば、特別な才能は必要ありません。
自分の支出をしっかりと確認し、見直し、無駄だと思えるものはカットする。それだけでカットした分は貯金に回すことが出来るんです。
「とりあえず面倒だから、簡単に貯金が出来るようにしたい!」と言うのであれば、給料日に一定額を別の口座に分け、残りの額で生活することを意識してみましょう。
もちろんその状態ではまだまだ無駄があるとは思いますが、そこで「生活が苦しい!」となれば、支出の内容のチェックをすればいいんです。
特に生活が苦しいわけでなければ、貯蓄額を上げるなり、そのまま生活するなりでもOK。毎月給料日に分けた分の貯蓄は出来るようになっているわけですからね。
すぐに100万円が貯まる、というわけではありませんが、お金の使い方を確認し、お金の貯め方を知れば家計は改善することが十分に可能です。
まずは自分の支出の見直しから始めてみましょう!