金欠対策!稼ぐ、借りる、貰う、凌ぐ…パターン別解決法

社会人一年目の金欠、どう乗り切る?知らなきゃ損するお金の心得

新社会人になると、学生時代とは生活スタイルは大きく変化します。一人暮らしを始める人も多いですよね。

それと同時に、お金の使い方もそれまでとは少なからず変わってくると思います。

特に一人暮らしになる場合、出費は大きく増えてしまうでしょう。大学生の一人暮らしとは違って、親からの援助や仕送りもないという人が大半ではないでしょうか?

社会人になったことで、収入も学生時代からするとかなり増えることは間違いありませんが、それでも出費が想定外に多くなり、金欠になってしまうというケースは決して珍しくありません。

そんなお金の悩みを抱える社会人一年目のフレッシュマンに、ぜひ知っておいてほしい金欠対策やお金の心得をご紹介します。

最大の節約ポイントは食費と交際費!明日からできる2つの金欠対策

金欠にならないため、そして金欠を乗り切るためには、当たり前のことですが出費を減らさなければなりません。

ところが一人暮らしの場合、これが言うほど簡単なことではないのです。

例えば家賃や光熱費、通信費などの支出の中でも大きなウエイトを占める固定費を、今すぐ減らすということはできません。

家賃の安い物件に引っ越しをする、スマホの契約やプランを変更するなどして、がっつり費用を削るという方法もありますが、手間がかかりますし、誰もができるわけではないでしょう。

一方で、明日からでも節約することが可能な部分もあります。それが食費と交際費です。

その具体的な節約方法として、以下の2つの取り組みをおすすめします。

  • 職場にお弁当と水筒を持参する
  • 付き合いの飲み会を適度に断る

生活力アップにも役立つ!ランチはお弁当&水筒で

社会人で一人暮らしとなると、食事はどうしても外食やコンビニなどが多くなってしまうと思います。忙しさを考えれば、これはやむを得ないことでしょう。

ただ、お金の面から考えると、外食というのは、自炊に比べて明らかに費用がかさむことは間違いありません。

そこで金欠の時だけでも取り組んでみてほしいのが、職場にお弁当と水筒を持参するという方法です。

中身は凝ったものである必要はありません。ご飯とスーパーで安く売っている冷凍食品を詰めたもの程度でもいいのです。

もちろん、余裕があれば朝少しだけ早起きして簡単なおかずをつくったり、休日のうちに常備菜の作り置きをしておいたりしてみると、よりおいしいお弁当を楽しむことができます。これを機に日常的に料理をする習慣がつけば、生活力の向上にもつながり一石二鳥です。

とはいえ、ただでさえ仕事で多忙な毎日に、お弁当を必ず持っていくというのはなかなか大変なことです。あまり頑張りすぎるとストレスにもなりかねません。

疲れているときや忙しい時期は、無理をせず外食で好きなものを食べるなど、ほどほどに息を抜きながら取り組むことでかえって続けやすくなります。

また、水筒の方は、お弁当をつくるのに比べるとかなりハードルが低いと言えるでしょう。

自宅でお茶をつくっておくとなると面倒に感じるかもしれませんが、水出しの麦茶や浄水機能のついたボトルなどのグッズをうまく活用すれば、実際にはほとんど手間はかかりません。

飲み物を買う習慣を無くすだけでも、節約効果はかなり期待できます。例えば、100円前後のペットボトルを毎日1~2本ずつコンビニで買うとなると、1か月で5000円近くにはなるのです。

一方、水筒持参にすれば、水筒やお茶のパックなどを購入する初期費用はかかりますが、長い目で見れば確実にお得になるでしょう。

付き合いも大事だけど…飲み会は適度に断るべし

断れる飲み会は断るというのも、金欠対策としては非常に有効です。

というと、社会人一年目なのに飲み会を断っていいのか?と不安になるかもしれません。

確かに、入社して間もないうちは職場の人間関係を知ったり、関係をつくるためにも飲み会にも誘われれば可能な限りは参加したいところです。しかし、本当にお金がない時に、生活費を削ったり、あるいは借金をしてまで付き合いを優先する必要があるかと言えば、そんなことはないでしょう。

断る際は、中途半端に理由を濁すよりも、正直に『今月はお金が厳しいので』と言ってしまった方が相手も納得しやすくなります。

ただし、毎回お金を理由に断り続けていると、『本当にお金がないのか?嫌な飲み会を断る口実なのでは?』などと邪推されてしまうこともあります。余裕のある時には、多少付き合いに時間とお金を使ってみてもいいかもしれません。

お金の使い方が上手になる!社会人デビューから始める家計簿のススメ

すぐにできる節約方法とは別に、長い目で見てお金の使い方を適正化するのに役立つ手段として、おすすめしたいのが家計簿をつけることです。

家計簿をつけるメリットは大きく分けて2つあります。

  • 月間、年間のお金の流れが把握できる
  • 家計簿をつけることで浪費の抑止効果がある

まず、家計簿をつけることの最大のメリットは、お金の流れや収支の状況を目に見える形で記録しておくことができるという点です。

記録を続けていくうちに、どうしても避けられない月々の固定出費などがだいたいつかめてくると同時に、無駄な部分や削っても問題ない部分も見えてきます。

また、1年を通してどの月に出費が多くなりがちなのかということもわかるので、翌年以降はその時期に備えて多少節約しておくなどの対策をとることもできます。

さらに、家計簿をつけていることによって、無駄な出費をしてしまうことに対する抵抗が生まれるので、浪費を多少なりともセーブする効果が見込めるのです。

とはいえ、家計簿をつけるというのは、なかなか面倒で手間のかかることでもあります。細かく徹底的につけていくと、おそらく続けるのは難しいでしょう。

そこでおすすめしたいのが、スマホの家計簿アプリを利用することです。

帰宅してから帳面で家計簿をつけるのはおっくうでも、お金を使ったその場でサッと項目と金額を入力したり、レシートを読み取るだけなら気軽に続けやすいのではないでしょうか?

家計簿をつけることは、自分のお金の使い方の癖や傾向を知り、自分なりのお金の使い方を考えることにつながります。

ぜひ社会人デビューを機に、家計簿をつける習慣も始めてみてほしいと思います。

キャッシングで金欠を乗り切るってアリ?知っておきたいリスクとコツ

どうしてもお金がなくて苦しい時、キャッシングなどで借金をして金欠を乗り切ることを思いつく人もいるかもしれません。

実際、キャッシングやカードローンでは、初回の審査さえ通れば非常に手軽にお金が借りられますから、窮地を乗り切る手段としては非常に有効でしょう。

ただ、どんな形であれ借金を背負うということのリスクを軽く考えてはいけません。

お金を借りるうえで、最大のネックになるのが金利です。キャッシングのような個人向けの融資サービスの金利はだいたい18%前後からと、かなり高めに設定されています。

借金の金利というのは日割り加算になっており、返済期間が長引くほど高額になっていく仕組みです。例えば、5万円を金利18%で借りた場合、1か月後に完済すれば利息は740円ほどで済みますが、5000円ずつ10カ月かけて返済した場合は7000円近くになってしまうのです。

それを考えると、安易にキャッシングでお金を借りるという選択はするべきではないでしょう。

とはいえ、どうしてもお金を借りなければ乗り切れないということもあるかもしれません。

その場合は、事前にきちんと返済計画を立て、確実に完済できる金額を借り入れるようにしましょう。

具体的には、次のボーナスまでに確実に完済できる金額を目安にするのがおすすめです。

なお、借り入れ先としては、手持ちのクレジットカードのキャッシング枠が比較的利用しやすいでしょう。消費者金融などでは、わざわざ申し込みをして審査・契約と手続きが必要になりますが、クレジットカードのキャッシング枠は、設定があればすぐに利用可能です。

ただし、同じクレジットカードの利用枠でも、自分のお金から支払いをするショッピング枠とは違い、借金であることは間違いないので、その点は混同しないように注意が必要です。

社会人一年目は勉強期間!上手なお金の使い方も身に着けよう

社会人になると、学生時代に比べて急に収入が大きく増えるので、金銭感覚が混乱してついついお財布のひもが緩みやすくなってしまいがちです。しかし、同時に出ていくお金の方も確実に多くなることは忘れてはいけません。

あまり考えずにお金を使っていると、あっという間に慢性金欠状態に陥ってしまいます。これから長く続く社会人生活の中を不安なく乗り越えていくためには、お金との付き合い方もとても重要なポイントになるのです。

社会人一年目は、仕事だけでなく、お金の使い方に関しても勉強期間でもあると言ってよいでしょう。

多少の失敗があってもリカバーの可能な新社会人のうちに、ぜひ上手なお金の使い方を身に着けておきましょう。

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