金欠対策!稼ぐ、借りる、貰う、凌ぐ…パターン別解決法

金欠だからお金借りたい!キャッシングは保証人不要ってホント?

テレビドラマなどで借金に関する話題が取り上げられるとき、必ずと言っていいほど出てくるのが『保証人』というキーワードです。

そのため、お金を借りるためにあたっては必ず保証人がいなければならないと思っている人もいるのではないでしょうか?

ですが、金欠で急いでお金を借りたい時に、保証人になってくれる人を探すのは簡単なことではありません。人によっては、保証人を頼めるような相手がいない…ということもありますよね。

そんな方にぜひ知ってほしいのが、消費者金融などが取り扱っているキャッシングサービスです。実はキャッシングを利用するにあたっては、原則として保証人を用意する必要はないことになっているのです。

保証人不要のキャッシングの仕組みと、保証人がいないことによるメリット・デメリットについて、ここでは詳しく解説していきたいと思います。

保証人不要のキャッシング!その気になる仕組みとは

キャッシングは、基本的に保証人不要で利用することが可能です。さらに言えば、担保も必要ありません。

この点に関しては、業者によって条件が異なるということはほとんどなく、キャッシングに共通のルールと言えるでしょう。

ただ、保証人というのは、万が一利用者本人が借りたお金を完済できなくなってしまったときにその債務の責任を肩代わりすることになるという重大な役割をもつ存在です。

特に業者側にとっては、損失が生じるリスクを最大限に軽減するための、重要なシステムなのです。

では、保証人が不要なキャッシングでは、貸し倒れのリスクに対してなんの対策もとっていないのかと言えば、決してそんなことはありません。

キャッシングでは保証人制度の代わりとして、すべての利用者に保証会社の保証をつけるというシステムが採用されているのです。

代わりに返済してくれるわけじゃない!?保証会社のホントのところ

保証会社とは…万が一、利用者本人が返済不可能な状態に陥ってしまった場合、代わりにキャッシング業者に対して返済を行う会社のこと。この返済の代行を《代位弁済》という。

ただし、保証会社があるからといって、もし借金が返せなくなっても安心だ…と考えるのは危険です。

保証会社からの代位弁済が行われた場合、その借金はなくなるわけではなく債権が保証会社に移ることになります。したがって、支払う対象がキャッシング業者から保証会社に代わるだけで、代位弁済以降も利用者本人の返済の義務は継続して残ることになるのです。

そういう意味では、借金の完全な肩代わりを依頼することも不可能ではない保証人制度と、保証会社による保証システムは、似ているようで全く異なるものと言えるでしょう。

とはいえ、問題なく返済できている分には、保証会社の存在が表立って出てくることはないので、過剰に不安視する必要はありません。

気兼ねなく借りたいアナタにぴったり!保証人不要の2つのメリット

キャッシングの保証システムがわかったところで、保証人が不要になることで生じる具体的なメリット・デメリットについて考えていきましょう。

保証人が不要になることのメリットは、大きく分けて2つあります。

  • 簡単な手続きでスピーディに借り入れ可能
  • 誰にも知られずに借り入れ可能

思い立ったら即実行!素早く手軽に借りられる

保証人不要の最大のメリットは、簡単かつスピーディに借り入れができるという点です。

そもそも、保証人というのは誰にでも頼めることではありません。頼んでみても断られるということもあり得るでしょう。したがって、保証人が必要となった時点で借り入れに対するハードルはグッと高くなってしまいます。

さらに保証人が必要となると、その分、手続きはどうしても煩雑にならざるを得ません。

一方、保証人不要のキャッシングなら、保証人をどうするかという心配をせず、思い立った時にすぐに借り入れ手続きを行うことが可能です。

しかもその手続き自体も非常に簡便化されており、中には最短でその日のうちにお金を借りることができるようになる即日融資のサービスを取り扱っている業者まであるほどなのです。

借り入れまでのスピードや手軽さを優先したい人には、これは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

誰にも内緒で借りたい…それができるのはキャッシング

保証人不要のもう1つのメリットは、誰にも内緒でお金を借りることができるという点です。

借金をしているというのは、あまり人に知られたい事実ではありませんよね。可能であればこっそりと借り入れをしたいと考えている人が大半なのではないでしょうか?

ところが保証人を頼むとなると、少なくともその相手には借金をすることは確実に知らせなければなりません。また、互いの周囲の人にもその過程で知られてしまうリスクは少なからずあるでしょう。

その点、キャッシングではお金を借りようとしている、あるいは借りていることを誰かに伝える必要性は全くありません。

特に最近はネットサービスが発達しているので、意図せず周囲の人に借金の存在が知られてしまうということは、かなり起こりにくくなっているのです。

利用条件面はイマイチ?保証人不要の2つのデメリット

保証人不要のデメリットになるのは、主に利用条件面に関する部分です。

  • 審査基準が厳しく、借入限度額が低めになる傾向がある
  • 保証料が含まれるので金利設定が比較的高めになる

保証人不要はハイリスク…だから審査は甘くない

保証人不要のキャッシングは、保証人が必要なタイプの融資に比べれば貸し倒れによる損失のリスクは高いとみなされます。そのため、審査基準はやや厳しめと言えるでしょう。

といっても、仕事をしていて安定収入があるという最低限の条件さえ満たしていれば、実は審査に落ちる確率はそれほど高いわけではありません。銀行が取り扱っているカードローンタイプのキャッシングの中には、一部ですが収入のない専業主婦でも利用可能な商品もあるほどです。

ただし借入限度額に関しては、キャッシングでは全体的に低めに設定される傾向があります。

特にアルバイト・パートのような非正規の働き方をしている人や、専業主婦のような条件があまり良いとは言えない人に対しては、それが顕著です。

保証人が必要な融資と保証人不要の融資では、借り入れ可能な金額には少なからず差がつくことは間違いないと考えておくべきでしょう。

実は金利に含まれてる!?保証料っていったい何?

もう1つ、保証人不要のデメリットと言えるのは、金利面です。

保証会社による保証というのは、無償で受けられるわけではありません。キャッシング業者から保証会社には、保証料という名目で費用が支払われているのです。そしてその保証料は、実は利用者本人が支払う金利から捻出されています。

つまり、キャッシングの金利設定は保証料を含めて考えられているということになるのです。そのため、保証人を必要とする融資に比べて、キャッシングの金利は総じて高めの設定となっています。

借金を返済していくうえでは金利の影響は大きく、場合によっては金利が高いゆえに返済難に陥ってしまうということもあるので、その点は十分に注意してください。

手軽だけど責任は重い…キャッシングの仕組みは正しく理解すべし

保証人不要のキャッシングは、手軽さや利便性の面では非常にメリットが大きく、金欠の時には特に頼もしいサービスと言えます。

ただ、保証人という形で借金の責任を陰ながら背負ってくれる存在がない分、その責任が完全に自分1人にかかってくることになるのです。その責任の重さは、正しく認識しておきたいところでしょう。

また、保証人不要の手軽さを優先した分、利用条件の面では少なからずデメリットがあるというのも無視できない事実です。

いざという時に『こんなはずじゃなかった…』ということにならないよう、キャッシングを利用する際には、保証人不要の理由や正しい仕組みをきちんと理解しておくことをおすすめします。

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