初めてでも絶対売れる!1歩差がつくフリマのコツ教えます
年末や季節の変わり目に家の中を片付けて、思いがけず不用品が溜まっていて驚いた経験がある人は多いのではないでしょうか?
思い切って全部捨ててしまえばよいのでしょうが、まだ着られそうな服や、使えそうな雑貨をゴミにするのは忍びないという気持ちもありますよね。
そんな時、おすすめしたいのがフリマで売ってしまうという方法です。いらないものもフリマで売れれば、捨てずに済むだけでなく、お金にもなるのですから、まさしく一石二鳥と言えるでしょう。
ただ、初めてフリマに出店するとなると、本当にちゃんと商品が売れるのだろうか?と不安になってしまいますよね。
そこでここでは、フリマ初心者さんにぜひ知っておいてほしい、1歩差がつくフリマ出店のコツをご紹介したいと思います。
いつ、どこで売るかが意外と重要!出店会場の選び方
フリマに出店する際に、意外と重要なのが出店するタイミングと会場の選び方です。
まず、出店する時期としておすすめなのは、春先や秋口と言った季節の変わり目のタイミングです。
この時期は気候が良く、屋外でやることが多いフリマでも訪れるお客さんの数は多くなる傾向があります。また、暖かくなる、あるいは涼しくなることに備えて季節ものの服や雑貨を買いたいと考える人も増えるのです。
したがって、購買意欲の高いお客さんの出足が良くなる絶好のシーズンと言えるでしょう。
さらに近隣で行われるフリマ会場の選択肢が複数ある場合には、できるだけ来場者が多いものを調べて選ぶことをおすすめします。
もう1つ、出店会場を選ぶ際に重要なのが、そのフリマに訪れる客層です。
例えば、ブランドの服飾品やハンドメイドのおしゃれな小物、インテリア雑貨などはどちらかというと若者受けがよいでしょう。
一方、主婦層にはノーブランドでもリーズナブルな服や、石鹸・タオルと言った実用品の方が人気が出ると見込まれます。
自分が売りたい商品に合わせて、適切なフリマ会場を選ぶようにしましょう。
フリマは午前中が勝負!当日の段取りも抜かりなく
会場選びがうまくいったからと言って、気を抜いてはいけません。フリマ出店の当日の段取りも、抜かりないようにしておきましょう。
一般的に、フリマに最も多くお客さんが訪れるのは午前中です。さらに言えば、本気で何かを買う意思がある人ほど、いいものを人に先んじて手に入れようと早い時間に来るものです。
したがって、本気で売り上げを上げたいと思うなら、スタート時間には確実に店開きができるよう、しっかりと準備しておかなければいけません。
具体的には、当日の段取りとして以下の3つのポイントを確認しておくようにしてください。
- 開始時間に余裕をもって現地に到着する
- 荷下ろしの手順を考慮して商品を車に積み込んでおく
- あらかじめディスプレイを決めておく
これらのポイントを意識して準備を進めておくことで、当日の開店準備が格段にスムーズに進められます。
なお、フリマ会場の中には、当日先着で出店場所を選べるところもあります。その場合は、なるべく角地を選んだ方が人目につきやすくなるのでおすすめです。
いくらで売ればいい?フリマの相場と価格の付け方
フリマに初めて出店する方にとって、特に悩みの種になるのが価格の付け方だと思います。
他の店よりも極端に高ければ、当然売れにくくなりますし、逆に安くしすぎると売れ行きは良くなっても儲けを出すことはできません。
そこで重要なのが、フリマの価格相場を知ることです。
一般的に、フリマで取引される中古品の相場は、商品の程度やジャンルにもよりますが、市場価格のだいたい3分の1から10分の1程度とされています。新品・未使用品であれば、もう少し水準が高くなるでしょう。
ただし相場通りに価格をつけるのはおすすめしません。というのは、フリマでは購入前に値引き交渉をするのが当たり前の慣例となっているからです。したがって、相場の価格をそのままつけると、結果として相場より安く売ることしかできなくなってしまいます。
それを考えると、フリマでの価格設定は、だいたい相場に2~3割上乗せするくらいが適正と言えるでしょう。
と言っても、あまり細かい価格をつけると、お客さんは面倒に感じますし、お釣りを出すのも大変になります。できるだけ100円単位までで区切りたいところです。
さらに言えば、お店の中の商品の価格にばらつきがあるよりは、100円、500円、1000円などというように、ある程度統一感を持たせた方がお客さんも安心して見ることができるので、売りにつながりやすくなります。
なお、これらはあくまでも基本のセオリーでしかありません。
絶対に売り残したくない商品は最初から底値で出したり、100円均一などお得感のあるコーナーをつくったりして、商品がはけやすくなるよう臨機応変に工夫をすることも大切です。
手間を惜しむのはNG!全商品に値札をつける2つのメリット
フリマに出す商品には、必ずすべて値札をつけて値段がはっきりとわかるようにしておきましょう。
細かいものであれば1つ1つ値札をつけるのは難しいかもしれませんが、その場合は1つの入れ物にまとめてそこに値段を書いた紙を貼っておくなどすれば問題ありません。
とにかくぱっと見で価格がわかるようにすることが大切です。
全商品に値札をつけるメリットは大きく分けて2つあります。
- お客さんが立ち寄りやすくなる
- 売り子全員が価格を正しく把握できる
ぱっと見で値札がついていることがはっきりわかるお店の方が、お客さんの心理としては確実に立ち寄りやすくなります。
逆に値札がなくいちいち価格を聞かなければならないとすれば、気になる商品があっても手に取りにくく感じるお客さんは多いでしょう。
また、フリマでは時間が遅くなるにつれて、値下げをすることもあると思います。
その際、値札に赤ペンなどで訂正をすれば、値下げが行われたことをお客さんにアピールしやすくなりますし、具体的にどのくらい安くなったのか見てわかるのでお得感もあるでしょう。
また、状況次第では友人・知人とグループでフリマを出店することもあるかもしれません。その場合、商品に値札がないと、売り子全員が価格や値下げの状況を正しく把握することが難しくなってしまいます。
そうした混乱を避けるためにも、値札は必須と言えるでしょう。
商品がたくさんあると、値札をつけたり、必要に応じてPOPをつくったりするのは面倒に感じるかもしれませんが、こうしたひと手間が間違いなく売り上げにつながっていくのです。
基本は整理整頓・清潔感!売れるお店のディスプレイ
少しでもお客さんの興味を惹きつけ、売り上げを上げるためには、商品のディスプレイにも注意が必要です。
どんなに良い商品を置いていても、一見してごちゃついて見にくい感じがしたり、清潔感がない印象を与えるようでは、お客さんを惹きつけることはできないでしょう。
中には、雑然とした感じがかえって味になるというケースもありますが、フリマ初心者さんには難易度が高いと言えます。
まずは最低限、整理整頓と清潔を心がけましょう。そのうえで、ブルーシートにただ商品を並べるだけでなく、布を敷いたり、小物や価格均一商品をかわいらしいカゴにまとめたりして、暖かい雰囲気を出すと、より立ち寄りやすい店構えになります。
また、見やすいように商品を陳列するのも大切です。ワンピースなどの丈の長い服はハンガーラックにつるしたり、服や雑貨を平置きするにしても段差をつけるなど、工夫してみましょう。
商品自体も、しわっぽかったり黄ばみや汚れがあったりすると、いくら中古品と言ってもやはり売れにくくなります。同じ服でも、洗濯をしてアイロンをかけ、きれいにたたむだけで格段に印象はアップするでしょう。1つ1つ透明セロハン袋で梱包するのもおすすめです。
見られているのは商品だけじゃない!服装と接客の注意点
商品やディスプレイだけでなく、売り手であるあなた自身の服装や接客態度もフリマでは非常に重要です。
特に服装には気を遣いましょう。と言っても、基本的にはカジュアルで構いません。
ただし清潔感が無かったり、明らかに手を抜いていると思われてしまいそうな恰好は避けたほうが良いでしょう。
フリマで服飾品を売る場合、お客さんはあなたが着ていた服だということを踏まえて購入を検討します。となると、どうせ中古品でも、ダサくて清潔感のない人よりは、おしゃれで爽やかな印象のある人から買いたいと思うのは、人として当たり前の心理ですよね。
また、単純にお店に近寄りがたくなるので、威圧感を与えるような服装や態度も避けましょう。
客足の鈍い時間は手持無沙汰になることもあるかもしれませんが、読書やゲームに熱中していてお客さんが商品を見ていても無反応…というのもいけません。
興味を持って近寄ってきてくれたり、商品を手に取ってくれたお客さんには必ず挨拶をし、簡単にその商品のおすすめポイントを説明するなど、気軽に声掛けをしてみましょう。
ただし、しつこく購入を迫ったり、立ち去ろうとするお客さんを無理に引き止めるのはNGです。場合によっては、運営にクレームが行くこともあるので、注意してください。
不用品でお金を稼げる!フリマに挑戦してみませんか?
フリマで思うように商品を売ってもうけを出すのは、なかなか簡単なことではありません。しかし会場選びや価格の付け方、商品ディスプレイなど、1つ1つ気を遣って工夫すれば、それは必ず売り上げにつながります。
少なくとも、ただ不用品としてごみに出してしまうよりは絶対に得ですし、うまくすればリサイクルショップなどの業者に売ってしまうよりもずっと高額でさばける見込みがあります。
それに何より、お客さんとやり取りをしたり、自分が大事に使ってきたものを愛着を持って買ってもらえるという、フリマならではの楽しさもあります。
不用品をお金に換える手段の1つとして、ぜひフリマへの挑戦を考えてみてはいかがでしょうか?
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