金欠対策!稼ぐ、借りる、貰う、凌ぐ…パターン別解決法

金欠さんの強い味方!安心・安全な日払いの仕事を探すための注意点

金欠だけど、どうしても近日中にお金が必要…そんな方にとって、日払いの仕事は強い味方と言えますよね。

ただ、一口に日払いの仕事と言っても、その内容や労働条件、給与の支払い条件は様々です。場合によっては、必要なタイミングで現金を手にすることができない可能性もないとは言えません。

また、仕事の探し方を誤ると、思いがけず危険な仕事やトラブルに巻き込まれてしまうこともあり得ます。

そこでここでは、安心・安全な日払いの仕事を探すために知っておいてほしい注意点について、詳しく解説していきたいと思います。

ホントに今日お金がもらえる?支払い方法と支払日は必ず確認すべし

日払いの仕事を探す際に必ず確認してほしいのが、給与の支払い方法と支払いのタイミングです。

日払いというと、給与がその日のうちに現金で支払われるものというイメージが強いと思いますが、実際には必ずしもそうなるとは限りません。

日払い・日雇いというのは、単に給与計算上の締日が1日ごとという意味でしかないのです。したがって、日払いの仕事でも、給与の支払い方法が現金払いではなかったり、支払いが仕事をした日の翌日以降になることは珍しくありません。

例えば後日の銀行振り込みになったり、現金手渡しでも指定の日時や曜日にその会社の事務所に行かなければ給与が受け取れないというケースは案外多いのです。

確実に給与がその日のうちに現金で受け取れる日払いの仕事をしたいのであれば、求人情報に《即日払い》と記載のあるものを選ぶことをおすすめします。

ただし《即日払い》の文言が含まれていても、実際には業務内容や日程など特定の条件に該当しなければ、その日のうちに支払いを受けられないということもあります。

《即日払い》というキーワードだけで即断せず、求人内容は細かいところまでよく読んで確認することが大切です。

また、求人情報では、給与の実際の支払額についてもよくチェックするようにしましょう。

派遣会社を通して日払いの仕事に応募した場合、所定の事務手数料が差し引かれるのが一般的です。他にも交通費が自己負担で、思った以上に実収入が低くなってしまうということも少なからずあります。

給与は日給や時給と言った額面だけではなく、実際に手元に残るのはいくらになるかという基準で確認してください。

要確認!即日現金払いなら印鑑が必要な可能性大

日払いの仕事で給与が現金即日払いになっている場合、終業後にその場で領収書を記載しなければならないことが大半です。その際、印鑑が必要になる可能性が高いので、注意してください。

もし印鑑を忘れてしまうと、領収書をその場で作成することができず、こちらの費用負担で後日郵送でのやりとりをしなければならなくなるかもしれません。

数百円程度の小さな費用ですが、本来であれば必要のない無駄な出費であることは間違いないので、できるだけ避けたいところです。

印鑑が必要な場合は、求人情報や事前の連絡などで知らされるはずなので、忘れずに持っていくようにしましょう。

なお、領収書に捺印する際には、給与の金額など内容に相違がないか、必ず確認するようにしてください。

もし求人情報や説明会・面接などで知らされていた条件と異なる部分があれば、その場で担当者に直接聞きましょう。後から問い合わせたり訂正を求めても、スムーズにやり取りが進まず、うやむやになってしまう可能性があります。

うっかり犯罪の片棒を担ぐ羽目に!?危険な日払いバイトとは

日払いの仕事を選ぶとき、給料が高い、拘束時間が短い、業務内容がハードでない…など、できるだけ楽に稼げることを条件とする方は多いと思います。

もちろんそれも大事ではありますが、日払いの仕事選びで何よりも気を付けてほしいのは、その仕事が安全かどうかということです。

日払いの仕事の中には、時に違法行為を含む危険な業務が紛れ込んでいることがあります。

例えば、振り込み詐欺のお金を引き出す《出し子》と呼ばれる役回りをやらされたり、有料出会い系サイトのサクラを演じさせられたりと、その内容は様々ですが、たいていの場合は誰にでも簡単にできるようなことばかりです。

もしこうした違法行為を含む日払いの仕事に携わってしまうと、たとえ何も知らなかったとしても、処罰の対象になるリスクがあります。つまり、犯罪の片棒をかついだということになってしまうのです。

雇い手と働き手の関係が極端に希薄な日払いの仕事は、端的に言えばあとくされがなく、足がつきにくいということもあって、こうした犯罪に利用されやすいので注意が必要です。

知らなきゃ危ない!絶対安全な日払いバイトを選ぶ3つのポイント

絶対に安全な日払いの仕事を選ぶためには、以下の3つのポイントに注意しましょう。

  • 信頼できる大手の求人サイト・派遣会社を利用する
  • 求人情報や説明会・面接で業務内容が明らかにされないものは応募しない
  • 応募前、または実際に仕事に行く前に、雇元の会社の情報収集をしておく

大手の求人サイトや派遣会社では、基本的には求人を公開する前にその会社や業務内容をある程度精査します。したがって、そこに違法な仕事が入る余地はまずないと思ってよいでしょう。

逆に知り合いの紹介やSNSを介して募集されている求人など、出所のはっきりしにくい仕事はリスクが高いと言えます。

また、事前に業務内容や働く場所が明確に伝えられないパターンも危険です。こちらから聞いてみても、『当日話します』などとはぐらかされてしまうのであれば、その仕事は避けた方がよいかもしれません。

それと同時に、雇元の会社について簡単に情報収集をしておくことも大切です。違法な仕事であれば、事前に伝えられている連絡先や住所が架空のものということも珍しくありません。

たった1度でも、違法行為に携わってしまえば人生が大きく変わりかねません。安全性に関しては特に、慎重すぎるくらいに慎重に確認することをおすすめします。

年収○○円を超えたら注意!日払い仕事でも確定申告が必要かも

日払いの仕事というのは、それぞれは1日限り、その場限りなので意識しにくいですが、収入の総額によっては確定申告が必要になるので注意しなければなりません。

具体的には、日払いの仕事で稼いだ年間の給与所得の合計が103万円を超えたら、確定申告の対象となる可能性が高いでしょう。

というのは、原則として年収103万円(基礎控除38万円+給与所得控除68万円)を境に課税の免除が受けられなくなり、収入に応じて住民税を収める必要が出てくるからです。

正社員や、非正規雇用でもある程度の期間継続して会社との雇用関係が維持される働き方であれば、通常、住民税は年収をもとに自動的に計算され、給与から天引きの形で徴収されます。

しかし日払いで生計を立てていると、年収の正確な金額を他者が知ることは難しくなります。なおかつ源泉徴収や年末調整などの給与天引きでの税徴収も行いにくいため、確定申告で自分で申告して住民税を納めなければならないのです。

もし日払いの仕事での給与所得が年収103万円を超えているのにも関わらず、確定申告をきちんとしなければ、それは脱税ということになってしまいます。

ただし中には、日払いでもあらかじめ源泉徴収としていくらか差し引かれているケースもないとはいえません。その場合、確定申告すると二重に税金を盗られることになってしまうので、その分は除外して申告しなければなりません。

こうしたミスで損をしてしまわないように、給与明細は必ずもらい、内容もきちんと確認して保管しておく癖をつけましょう。

自分が確定申告をすべきなのか、どのように手続きを進めればよいのかなど、わからないことがあれば、一度税務署に相談してみることをおすすめします。

副業で日払いバイトをしている正社員の確定申告、どうなる?

もし日払いのバイトはあくまでも金欠時の副業で、正社員として勤めている本業の会社があるという場合、確定申告が必要になる条件は大きく変わってきます。

日払いかどうかに関わらず、メインの仕事以外の副業に該当する収入については、原則として年間の総収入が20万円を超えた時点で確定申告が必要になります。

なお、この場合、副業分の住民税も合算してすべて本業の給与から天引きされてしまう可能性が高いので注意が必要です。

副業の収入があまり大きいと、加算される住民税も高額になり、本業の会社の担当者に不審に思われるリスクが高くなります。副業禁止の会社であれば、場合によっては詳細を確認して何らかの処分を行うということもあり得るでしょう。

日払いバイトは副業としては比較的ばれにくい部類に入りますが、確定申告のこともきちんと考慮しておかないと、思わぬところからばれてしまうことがあります。

確認不足で損をするのは自分…日払いだからこそ慎重さを忘れずに!

日払いの仕事はどうしても、どうせ1日だけのことだから…となんとなく選んでしまったり、給与や労働条件に関して気になることがあってもうやむやに流してしまったりと、詰めが甘くなってしまいがちです。

しかし、どんな形であれ、労働の対価としてお金をもらう以上、おさえるべきところはきちんとおさえておかなければなりません。必要な注意や確認を怠れば、結局自分が損をしてしまうのです。

1日単位の仕事だからこそ、正しい知識を持ち、1つ1つの仕事に気がかりを残すことがないように、気を付けるべきこと・確かめるべきことは慎重にチェックするようにしてください。

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