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稼げる内職ってホントにあるの?上手な内職の探し方

小さな子どもがいるなど、何らかの事情で外で働くのが難しい人にとって、自宅にいながらにして収入を得ることができる内職は強い味方と言えます。

ただ、その反面、《内職=稼げない》というマイナスイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか?

どうせ限られた空き時間を使うなら、少しでも効率よく稼げる内職を見つけたいですよね。

ここでは比較的稼ぎやすい内職と、上手な内職の探し方について、詳しく解説していきたいと思います。

アナログとデジタルどっちがいい?種類別・稼げる内職

まずは基礎知識として、内職の基本の仕組みや種類を確認しておきましょう。

内職、つまり企業のオフィスや店舗ではなく自宅で仕事をする働き方の場合、ほとんどが業務委託という形になります。したがって、通常の正社員やパート・アルバイトのような雇用関係は発生しません。

また、自宅で仕事をするというシステム上、報酬は時給や月給などの固定の給与形式ではなく、完全出来高による歩合制になります。

つまり、こなす仕事量が多いほど収入が上がっていくのです。

そして内職は、大まかに製品の組み立てや製作など工程の一部を担うアナログな手作業系の仕事とパソコンを使ったデジタルな在宅ワークの2種類に分類されます。

ここからは2種類それぞれについて、どんな仕事が効率よく稼ぐことができるのかという観点から説明していきましょう。

技術がある人が断然強い!手作業系内職で稼ぐなら?

手作業系の内職に関しては、極端に言えば誰にでもできるような簡単な単純作業が大半を占めています。

その分、報酬単価もどうしても低くなりがちです。中には単価1円未満の仕事も少なからずあります。したがって、ある程度まとまったお金を稼ぐにはそれなりに労力が必要だということは覚悟しておくべきでしょう。

そんな単純作業の手作業系内職の中でも、比較的効率よく稼ぎやすいとされているのが、複数のパーツを1つの袋に詰めたり、ポケットティッシュに広告を入れたりする、いわゆる《袋詰め》と呼ばれるジャンルの仕事です。

この手の仕事は細かい作業が多く手間がかかるぶん、単価はやや高めに設定されているのですが、慣れてコツをつかめばかなり個数を稼げるようになります。うまくすれば、時給換算で1000円近く行くこともあるようです。

ただし逆に言えば、慣れるまではまとまったお金を稼ぐことは難しいので、すぐに安定した収入を得たいという人は注意が必要です。

また、編み物やビーズなどの手芸で小物を作成する仕事や、手書きで賞状を作成する仕事など、特定の技術が必要な作業を含む内職は、単純作業の内職に比べて格段に単価が高く、かなり稼ぎやすくなっています。

外で働くのと同様、何らかの技術があるということは、内職をするにも強みになりうるのです。

やっぱり技術がモノを言う?在宅ワークの稼げるお仕事

一方、パソコンを使う在宅ワーク系の内職の場合、なんとなく手作業よりは稼げるイメージがあるかもしれません。

しかし実際には、在宅ワークでも、データ入力のような簡単な単純作業は、やはり単価が低く、量をこなして稼ぐ形になります。とはいえ、在宅ワークの方が、手作業系内職に比べれば単価の高い仕事が多い傾向があるのは事実です。

例えば、インタビューなどの録音を聞いて文字に起こす《テープおこし》と呼ばれる仕事は、かなり単価が高く、中には1件で数千円~数万円の報酬が得られるものもあります。ただし、仕事をするにあたっては独特の技術が必要になり、誰もが簡単にできる仕事とは言えません。

一方、まったくの素人でも比較的手が付けやすく、報酬も単純作業よりは確実にいいのが、ネット上の情報サイトなどの記事を作成するいわゆるWEBライターの仕事です。

ただ、この手の仕事に関しては、委託業者や仕事を受ける条件などによってかなり報酬単価にばらつきがあるので、仕事を選ぶ際には注意が必要です。また、文章を書くという行為自体が苦痛に感じる人にとっては難しい仕事と言えるでしょう。

なお、高収入が得られるというのとは少しニュアンスが異なりますが、できるだけ楽に手軽に稼ぎたいと考えているのであれば、アンケートモニターの内職がおすすめです。

特定のサイトなどを介して様々なアンケートに答えることで、現金や商品券と交換可能なポイントが付与されるというのが、アンケートモニターの基本的な仕組みなのですが、スマホ携帯電話でもできるという大きなメリットがあります。

単価で換算すると、とても高いとは言えませんが、手間も労力もそれほどかからないので、空き時間を活用してちょっとお小遣い稼ぎをしたいという方にはぴったりと言えます。

続ければもっと稼げるかも!?同じ業者と長期間仕事をするメリット

手作業系の内職とパソコンを使った在宅ワークのどちらにも共通していえることですが、同じ業者と長く仕事を続けていくことで、働く条件がよりよくなることがあります。

例えば、同じ仕事でも単価がアップしたり、より単価の良い仕事を新たに斡旋してもらえるようになったりするのです。

ただしこうしたより良い条件を提示してもらえる機会があるかどうかは、こちらが仕事に取り組む姿勢しだいな部分が大きいと言えます。

長く続けていても、製品の仕上がりが雑だったり、納期を頻繁に遅らせてしまうなど、何らかの問題があれば条件の向上は見込めません。

納期や商品個数などの最低限の約束事はしっかりと守り、1つ1つ丁寧な仕事をするという誠実な勤務態度が、働く条件の向上につながることは、外で働く場合も内職でも同じなのです。

信頼できる内職業者を見つけたい!上手な内職の探し方

内職という働き方では、その特性上、仕事のやり取りをする業者と顔を合わせる機会が極端に少なくなってしまいます。だからこそ、信頼できる内職業者を見つけるためには、仕事の探し方が非常に重要になります。

内職の仕事を探す方法は、大きく分けて4つあります。

  • 自治体や商工会などの公共団体に出ている求人
  • 民間の求人サイト
  • 内職をしている知り合いからの紹介・口コミ
  • ネット広告やチラシなどの求人

それぞれの特徴を簡単に説明していきましょう。

①自治体や商工会などの公共団体に出ている求人から探す

たいていの自治体や地域の商工会等では、その地域の内職業者やその時出ている求人を紹介しています。中にはハローワークのような形で内職専門の相談窓口を設けている自治体もあり、その場合は非常に仕事探しがスムーズになります。

比較的身元のしっかりした信頼できる業者が多いので、安心して利用できると言ってよいでしょう。

②民間の求人サイトで探す

パート・アルバイトなどの求人情報を載せている民間の求人サイトの中には、内職の情報を掲載しているところもあります。この手のサイトでは、情報を掲載するにあたって、企業の簡単な調査をしていることが多いので、信頼度は高いでしょう。

③内職をしている知り合いからの紹介や口コミを伝手にして探す

実際に内職をしている知り合いや友人からその仕事を紹介してもらったり、口コミから情報を得るというのも、内職の有効な探し方の1つです。業務内容や実際にどのくらい稼げるかなどの情報を事前に得やすいので、安心して応募することができるでしょう。

ただし中には、内職の勧誘を装ったマルチ商法や宗教関連の勧誘が紛れていることもあるので、注意が必要です。

④ネット広告やチラシなどから情報を得る

ネット上の広告やポスティングされてくるチラシなどで、内職の求人情報を入手できることもあります。ただ、この手の広告媒体を使った内職の求人は、情報元が不確かなものも多く、信頼できる業者ばかりとは限りません。

いかにも好条件であるように煽り立ててくるものも多いですが、基本的には利用しないことをおすすめします。

在宅ワーカーの必須知識!クラウドソーシングのメリットデメリット

内職の中でも、パソコンを使う在宅ワーク系の仕事を検討している方にぜひ知っておいてほしいのが、クラウドソーシングサービスと呼ばれるものです。

クラウドソーシングサービスとは…ネット上の専門サイトを通じて、企業や個人からの仕事を請け負うことができる仲介サービスのこと。

クラウドソーシングで仲介されている仕事の大半は、パソコンを使うものとなっています。

その内訳を見てみると、ホームページやアプリの作成など専門的な技術を要するものから、WEBライティングやデータ入力などの比較的ハードルの低い仕事まで、かなり多彩です。

非常に情報量が多く、自分に合ったジャンルの仕事を自由に探して選ぶことができるので、在宅ワーカーとしてコンスタントに仕事をしていきたい方には重要な情報源となるでしょう。

ただその反面、クラウドソーシングサイトにはジャンルごとの最低単価などの基準がないので、単価相場は比較的低い傾向にあると言えます。

途切れることなく仕事をしている割には、思うように稼げない…ということもあるかもしれません。

また、情報量が多い分、信頼できる業者ばかりとは限らないので、冷静に見極める必要があります。

『簡単高収入』に要注意!?危険な内職商法とは

ここまで、内職業者の中には、信頼できない業者もいるということを何度も書いてきましたが、『信頼できない内職業者って結局何なの?』と疑問に思った方も多いでしょう。

実は、内職の求人の中には、内職の募集と見せかけて金銭をだまし取る、いわゆる《内職商法》と呼ばれる詐欺的な行為を行う業者が紛れ込んでいることがあります。

内職方法とは…応募者に対して、仕事のために必要という名目で最初に機材・教材を購入させるなどして、高額なお金を支払わせる利殖商法の1種。
仕事をすることで必ず払ったお金は還元されると言うが、実際には仕事をあっせんしてもらえなかったり、仕事をしても当初の条件通りの報酬を受け取れなかったりする。
最悪の場合、お金を払った時点で音信不通になってしまうこともある。

結果として、必ず応募者が損をし、業者が儲かるという仕組みになっているのが内職商法なのです。

この手の業者は、たいていの場合、簡単に高収入が得られるという触れ込みで求人をかけているので、お金に困っていたりするとついつい飛びついてしまいがちです。しかしやはり、うまい話には裏があるものだと考えるべきでしょう。

もし求人が気になって業者と接触してしまったとしても、最初に支払いが必要だと判明した時点で、その内職は避けておいた方が賢明です。

また、内職商法を確実に見極めるためには、その業者をネットなどで一度調べてみることをおすすめします。内職商法を常習的に行っている業者であれば、業務是正指示などの行政処分を受けていることもありますから、たいていは情報を得ることができるでしょう。

効率よく稼ぐために…自分に合った内職を見つけよう

一口に内職と言ってもピンからキリまでありますが、総じて言えるのは、内職で高収入を得るというのは容易なことではないということです。

手作業系にしろ、パソコン系にしろ、専門的な技術があれば高い報酬を得やすくなりますが、そうでなければ思うようにお金を稼ぐことはなかなか難しいかもしれません。

ただ一方で、完全出来高制というのは1つの強みでもあります。

うまく自分のスキルや性格に合う仕事と出会えれば、より効率よく稼ぐことが可能になるのです。

ぜひここでご紹介した内職の種類や探し方を参考にして、自分に合った内職を探してみてください。どんな内職が向いているのかわからないという場合は、いくつか実際にやってみるのもいいかもしれません。

ただしその際は、内職商法を行う悪徳業者に引っかかってしまわないように、くれぐれも注意してください。

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