金欠対策!稼ぐ、借りる、貰う、凌ぐ…パターン別解決法

月々の保険料を安く抑えたい!見直しのポイントを伝授!

家計の節約のためには、様々な「見直し」が必要です。

食費や光熱費といった、普段の生活に関わる部分の見直しはまだ簡単に出来る範囲ではありますが、「よくわからないから…」「どう節約すればいいのかわからない」ものもあります。その代表が「保険料」ではないでしょうか?

「いまいち保険って詳しくないし」「何が必要なのかわからない」といった理由で、なかなか保険料の見直しが出来ない方は多いと思います。

しかし何も知らないまま、ただ多額の保険料を支払うだけというのはもったいない!

今回は、保険の見直しの中でもわかりやすい「生命保険」「医療保険」の節約するポイントや、選び方などを説明していきたいと思います。

「保険を見直すポイント」と「タイミング」を知る!

保険を見直そう!…とはいっても、どの部分を見直すべきなのか、そしていつ見直すべきなのかわからなければ、損をしてしまう可能性もあります。

まずは保険を見直すにあたって、どの部分が重要なのか、そしてそのタイミングはいつなのか?という点からスタートしましょう。

ライフステージが変わった時が見直しのチャンス

保険を見直すタイミングは、大きくわけて

  • 保険の更新のタイミング
  • ライフステージが変わったタイミング

の2つと言えます。

保険の更新タイミングはそのままですね。その保険を更新するか、それとも別の保障にするのか考えるよいタイミングになります。

そして、ライフステージが変わったタイミングも見直しとしていい時期です。

具体的には

  • 結婚
  • 出産
  • 子供の入学・卒業
  • 子供の独立(就職)

などが当てはまります。

「今の自分に合っている」かどうかが見直すポイント

保険を見直すタイミングについてはおわかりいただけたかと思います。

それでは、どういった部分を見直すべきなのか…といいますと、ずばり「自分のニーズに合っているかどうか」です。

例えば、結婚して妻が妊娠している時であれば、自分が死んでしまったら収入がなくなり、かつ子供の学費などもかかるためある程度のお金が必要になります。

よって、死亡保険で支払金が3,000万円程度になる保険に加入すると安心出来るでしょう。

しかしこれまで大きなケガや病気もなく成長し、子供も就職が決まった…というタイミングでしたら、3,000万円は多すぎる、と考えることも出来ます。

当然ながら支払金が高くなればなるほど保険料も高くなりますので、「3,000万円はちょっと多いから1,500万円に変更」とするだけで保険料を節約することが可能です。

生命保険は「貯金するかどうか」も大きなポイントになる

生命保険(死亡保険)は、とても簡単に言えば「死んだらお金が出る」というもの。

しかし、生命保険には「貯蓄」という側面も持っていますので、生命保険を「どのように扱うか」で保険料が節約できるかどうかが変わってくると言えるでしょう。

生命保険はおもに3種類。自分のステージにあわせて

生命保険は今では非常に細かい分類がなされているのですが、主に「終身保険」と「定期保険」、そして「養老保険」の3種類にわけられます。

終身保険は生涯保障を受けることができ、死亡した場合または満期になった場合にお金を受け取ることが出来ます。貯金としても使え、相続税対策に加入している人もいます。

定期保険は、定められた一定の期間のみ死亡保障を受けることが出来る保険です。いわゆる「掛け捨て型」であり、一生涯の死亡保障を得ることは出来ません。

養老保険は終身保険のように貯蓄性が高い保険ですが、最近は利率があまりよくないため、これを敢えて選択しなくても…という位置づけになっています。

種類 メリット デメリット
終身保険 ・満期返戻金がある
・貯蓄としても使える
・満期返戻金がかけた保険料より高い
・一生死亡保障を受けられる
・保険料が高い
定期保険 ・保険料が安い ・満期時の返戻金がない
・年齢が高くなると返戻金が少ない
養老保険 ・満期返戻金がある
・貯蓄として使える
・最近は利率が悪い
・生涯保障は受けられない

例えば子供が小さいときは定期保険で保険料を安くし、かつ死亡時に支払われる保険金の額を高くしておく、なんてことも可能です。

「将来のための備えとして貯蓄も含めて終身保険にする」というのもアリですし、「とりあえず保険料節約のために掛け捨てにしておく」という判断も悪くありません。

自身のライフステージなどと合わせることが必要です。

団信に入っているなら保険料が低めのものに変えるのも手

住宅を購入した場合、必ず入るのが「団信(団体信用生命保険)」です。

これは住宅ローン返済中に事故や病気などで死亡した、あるいは所定の高度障害になってしまった場合、残りの住宅ローンを支払ってくれるというもの。

残された家族は住宅ローンの返済に追われないため、団信に入っていれば「死んだ時に住宅ローンの負担がかかる…」と、保険金が高いものをわざわざ選ばなくてもいいということです。

終身保険はやめて掛け捨て型の定期保険にすることで保険料の節約になりますね。

医療保険は自分たちの貯蓄度で見直しを

加入することでケガや入院費用が支払われる「医療保険」も見直しの対象として有効です。

医療保険は生命保険と違い「死亡時の保障」が必ずつくものではなく、基本的には「入院の費用」や「手術の費用」をカバーするためのものです。

生命保険に比べると「とりあえず入っておくか」で入っている人も多いであろう医療保険、しっかり見直していきましょう。

入院日数は減少傾向にある!

見直しポイントの一つ目としては「どれだけ医療保険をかけるか?」です。

入院給付金などは当然ながら入院しないと払われませんが、最近は入院日数が減少傾向にあり、通院が増えているという厚生労働省のデータがあります。

そのため入院自体するケースが少なく、わざわざ保険をかけていても払われない…なんてことも。

そう考えますとわざわざ医療保険をかける必要があるか?と考えられますよね。

公的な援助を上手く利用すれば高額医療費もカバー可能

そもそも医療費については、「健康保険」に加入しているためそこまで大きな負担にはなりません。

医療費が高くなってしまったとしても「高額療養費制度」にて、年齢及び年収に応じて支払う医療費の上限が決められています。

申請する必要こそありますが、公的な医療保険を利用すれば医療保険がないから高額な医療費を支払わなければならない…なんてことにはなりません。

レーシック手術など公的な保険の対象外になるものの、民間の保険では対象になるものもありますので、そういった特殊な医療を受けない場合は医療保険をカットしても問題ないと言えるでしょう。

貯蓄があれば医療保険は要らない!?

医療保険はなんのために必要なのかというと、入院費などの負担を軽減するためです。

しかし、正直これからの人生どれだけ病気になるかわかりませんし、入院するようなケガや病気にかかるか?と言われると先のことはわからないとはいえ、疑問が残るのも確かですよね。

いくら医療保険をかけていても、一切その期間内病気やケガをしなければ、保険料を払い続けただけという結果になってしまいます。

それなら、保険料扱いとして別に口座でも作っておき、そこに積立をしても変わらないとも言えますよね。

貯蓄があれば医療保険がなくても医療費を支払えるわけですし、ちょっと足りないくらいであればカードローンで借りる、という方法も出来ます。

少々話はそれますが、カードローンの「無利息期間」を利用すれば、一定期間は利息0円で借りることが出来ます。

そのため、カードローンの大きなデメリットである「高い金利」が解消されますので、返済のあて(医療費を支払うタイミングの一週間後に給料日がくるなど)がある時は非常に有効な手段と言えます。

未来はわかりませんが、医療保険を積み立てていると思って貯金しておくというのも有効な手です。この場合、積み立てたお金が無駄にならない点もポイントではないでしょうか。

保険内容以外にもある!?保険料節約のコツ

保険内容や保険そのものの見直しの他にも、いくつか節約するコツがあります。

仮に見直して支払う保険料があまり変わらなかったとしても、そこにメリットが生まれればお得な気分になれるはず。

支払う保険料は年間や一括などで節約!

かなりまとまった金額になるので誰にでも出来る、というわけではありませんが、保険料を支払う際はできるだけまとめるとお得です。

月払いから年払いにするだけで、だいたい10%の節約になります。10%はかなり大きいですよね!

いっときの負担は大きいですが、その後がぐっとラクになること間違い無し。支払う保険料がダイレクトに節約出来る点もうれしいですね。

クレジットカード支払いでポイントを貯める

保険料の支払い方法は色々ですが、クレジットカードで支払うとポイントなどがたまります。

1回のポイントはそんなに大きくなくとも、長い期間の支払いですとその差はバカになりません。

ポイント還元率が高いクレジットカードを利用すれば、同じ支払額でもちょっとお得に。貯まったポイントをマイルなどに変えてもいいですし、買い物に使ったりしてもいいですね。

保険会社そのものの見直しも視野に!

今は保険会社も本当に沢山あります。

特に「ネット保険」は店舗がないため人件費などが少なく、その分保険料が割安になっています。

同じ保障内容でも、店舗がある保険会社とネット保険会社では保険料に差が出ることもありますので、商品の中身だけでなく、保険会社そのものも比較することでぐっと保険料を抑えることも可能です。

今はネット上で簡単に比較も出来ますし、アドバイザーとともに保険を比較出来るショップもありますので、活用してみてはいかがでしょうか。

節約のためには見直し必須!家族とも要相談

家計の節約や金欠解消のためだけではなく、今の自分たちに合ったものかどうかを再確認するためにも、保険の見直しは必須と言えます。

死亡保障の金額はどれくらいのものにするのか(変更するのか)、医療保険は本当に必要なのか…など、見直す箇所は多いと言えるでしょう。

とはいえ、現在独身であればともかく、夫婦であったり子供がいる場合など、見直すにしてもどのような形にするのか、生命保険にしても掛け捨てにするのか、それとも貯蓄も兼ねて終身保険にするのかなど、簡単に決められないこともあるでしょう。

家族でよく相談し、本当に必要な保険は残す、あまり必要でない場合は解約してその代わり貯金や積立にするなど、方法は色々あります。

心配であればアドバイザーに相談する、保険を比較してくれるショップに行くのも有効だと思います。

よく中身がわからないまま保険に入っているという方も多いでしょう。これを機に見直してみてはいかがでしょうか?

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