金欠時の飲み会、断るべき!?相手やシーンに合わせた対処法
突然の「今日仕事終わったら空いてる?飲みにいかない?」というお誘い。
お金があれば「はい、ぜひ!」と言いたいところでも、金欠時には「えっと…」と返事も濁ってしまうもの。
せっかく誘ってくれたのに断るのも悪いし、だけどお金がないから飲み会はキツいし…。
金欠の時は飲み会を断ってもいいものなの?断るとしても素直に金欠だと言うべき?上手く乗り切る方法はないかな…?
そんな「金欠時に飲み会に誘われた」ピンチの対処法をご紹介します!
そもそも、飲み会って断っても大丈夫なものなの?
友達との飲み会であれば、気心が知れていることもあって「ごめんその日はお金ないわ~」と簡単に断る、あるいは予定を変えてもらうことも可能です。
が、職場での飲み会となるとそうはいかないこともありますよね。
「飲みニケーション」なんて言葉がある以上、職場での飲み会を断ってしまったら悪印象になるのでは?と心配な方も多いはずです。
「金欠だから飲み会を断りたいけど、断って大丈夫なのかな…」これって多くの方が知りたいことではないでしょうか?
意外!?金欠なら3割程度の人は「断る」!
「マイナビ」が2015年に行ったアンケートによりますと、金欠時の飲み会を断る人はなんと「32.2%」も!
「社会人たるもの会社の飲み会に行かなければならないのでは…」と思っていた方からすれば青天の霹靂かもしれませんね。
その理由も「お金がないのにムリしていっても楽しめない」という、至極まっとうなもの。
金欠でも断らない人は「16.0%」と、やはり「会社の飲み会を断るのはアレなので、別の部分で節約を頑張る…」なんて意見が。
「コイツは誘っても断ってばっかり」という印象になるのは避けたいところですもんね。
一番多かったのが「相手による」という選択肢で「51.8%」でした。
つまり、上司や先輩といった目上の人に誘われた場合は断らず、同僚や後輩といった、多少融通が利きそうな相手は断るというわけですね。
確かに上司や先輩は断りづらいのはよくわかります。いくら金欠だと言ってもなかなか目上の人だと断れない…という人は多いのではないでしょうか?
つまり、2つのパターンの「断り方」が必要!
ここで、あることに気づきます。
それは(当然ですが)目上の人は断りづらく、同僚や後輩であればまだ断りやすいということです。
同僚や後輩だから雑に断っていいというわけでは決してありませんが、「相手にかどが立たないようにする言い訳」を考える必要がある上司や先輩と、「ある程度素直に言い訳をしてもいい」同僚や後輩という2つのパターンの断り方が必要、ということがわかります。
そこで、次のトピックからはその2つの断り方の例をいくつかご紹介したいと思います。
上司や先輩など、断りにくい人から誘われた時は?
上司や先輩といった、自分よりも立場が上の人から誘われた飲み会。気が合う人であればいいですが、一緒に過ごす時間が特別楽しいわけでもない場合、さらに金欠であれば「行きたくない!」と心の中で叫んでしまいそうなレベルです。
とはいえ、職場の人間関係は重要。雑に断ると今後の仕事にも影響が出かねないのが社会人の辛いところですよね。
このトピックでは、上司や先輩といった、断りにくい人から誘われたときの「断る言い訳」をご紹介します。
「先約が入っている」と言う
一番かどが立たないのはやはり「先約が入っている」ことだと思います。
- 久しぶりに学生時代の友人たちと会うので
- 今日は彼女(彼氏)の誕生日なので
- 今日は実家から母が来ているので
…など、なかなか普段会えない人と会う用事があったり、自分にとって大切な人の大切な日であったり、久しぶりに家族が来ていたり…といった「先約」があれば「じゃあ仕方ないな」と引いてくれるはずです。
流石に、「じゃあお友達も飲み会に…」なんて誘う人はそうそういないでしょうしね。
また、人と会う先約だけでなく
- 今日はこの後英会話のレッスンがあるので
- 今日は歯医者の予約を取っているので
といった、習い事や通院を断り文句にしてもいいと思います。
こちらもよほどのことがない限り「キャンセルして来い」なんて言う人はいないと思いますし、1回だけでなく複数回使えるという点でも有用な言い訳です。
とはいえ、他の日は一切そのような予定がなさそうなのに飲み会に誘ったときだけそう言われる…というのは怪しまれる原因にもなるのでご注意を。
「今日は体調が悪くて」と断る
流石に体調が悪い人を飲み会に誘うなんてひどい人はいない…はずです。
とはいえ、誘われる前まではめちゃめちゃ元気だったのに、誘われた瞬間「体調が…」となるのは明らかなウソになるので、使い所が難しい言い訳でもありますね。
また、ウソをつくのが苦手という方にもオススメ出来ない言い訳方法だと思います。
さらに、体調不良があまりにも頻繁に起きると「むしろどこか悪い(大きな病気が隠れている)のでは?」とあらぬ心配をかけさせてしまう可能性もあります。
断り文句としては一級品だと思いますが、それまでの自身の態度などで「ウソついてるな…」と思われるリスクもある方法でしょうね。
「今お酒を控えているので」と言う
飲み会と言えばお酒がつきものです。
「お酒を控えている」というと「それは辛いな…」と引いてくれる人もいるでしょう。
ただ、「飲めなくてもいいから来いよ!」という人もいると思います。実際、お酒が飲めなくても飲み会の雰囲気が好き、という人もいますからね。
しかし「お酒は好きなんだけど失敗してしまったのでちょっと禁酒中なんです、飲むところ見ると飲みたくなっちゃうんで…」とまで言えば、多くの場合は引いてくれるはずです。
「金欠」と言うのは控えたほうが無難
素直に「金欠なので…」と言うのも悪くありません。実際、本当に行けない理由は金欠だからですよね。
…しかし、人によっては「自分と飲みに行くお金はないのか?」と思ってしまうことがあるようです。
フランクな上司や先輩など、ある程度事情を知っているような人や気軽に付き合える人であれば素直に話してしまうのもいいと思います。
気のいい先輩だったら「そんなの気にしてたのか!奢るよ!」と言ってくれるかもしれませんしね。
とはいえ「先輩(上司)に奢らせてしまった」と罪悪感を感じる方もいるかもしれませんので、相手のタイプや自分の性格に合わせてて金欠と素直に言うかどうか判断することをオススメします。
どの言い訳を使っても必ず「次もよければ」とフォローを
どの言い訳を使うかはその人との関係性や自身の状態にもよりますが、いずれにせよ「よければまた誘ってください」とフォローを入れることが大切です。
そういったフォローを入れないと「嫌われているのだろうか」と思わせてしまうからです(中には上司や先輩が苦手・嫌いという人もいるとは思いますが…)。
職場における人間関係は、快適に仕事をする上で大切なものですから、そこを壊さないようにすることは意識しておきたいですね。
同僚や後輩など、まだ断りやすい人から誘われた時は?
次のこのトピックでは、同僚や後輩といった、上司や先輩に比べると「断りやすい」相手から誘われた場合を考えてみましょう。
先程のトピック、上司や先輩に対して使う言い訳ももちろん使えますが、もうちょっとフランクな断り文句も使えるのが近しい人からのお誘いのいいところだと思います。
関係上具体的な理由を言いやすいため、言い訳としてももう少し具体的なもの、あるいは理由もはっきりいうケースでも問題ないと考えられます。
「もうちょっと安いお店なら行けるよ」と言ってみる
「ちょっとお金がないから、安いお店ならいいよ」と言ってみるのはどうでしょうか。
飲み会には行きたいけれど、金欠で高いお店には行けない。だから安いお店ならいいよ!と言う代替案ですね。
上司や先輩に対して「安いお店なら行きますよ!」とはなかなか言いづらいものですが、同僚や後輩なら言いやすい点も○。
もちろん、立ち飲みや安い居酒屋でもいいよ、と言ってくれたらちゃんと行きましょうね。
素直に「金欠だからちょっと厳しい」と伝える
同僚が相手の場合は、素直に「今お金ない…」と理由をハッキリ言ってしまえばいいでしょう。
「金ないならしゃーないな」とまた別の日にしよう、と言ってくれるかもしれませんし、あるいは奢ってくれるかもしれません。
奢るよと言われたときに悪いなと思ったら「奢ってもらうのは悪いから、お給料が入ったら行こう」と返せばOKかと思います。
後輩に対して「お金がないから…」と言うのはちょっと情けないかもしれませんが、せっかく誘ってくれたのに無下にするのも悪い気がしますよね。
後輩と行く場合、「奢ってもらえるかも」という期待がないともいえませんから、素直にお金がないと伝えることで納得してもらえる部分もあるのではないでしょうか。
「奢ってくれるならいくよ!」と茶化してみる
いっそ清々しく「奢ってくれるなら行くよ!」と言ってみるのも面白いかもしれません。
お金がないから、ということを前提としての話になりますから、「行きたいけど金欠なんだよね…奢ってくれるならいくよ!」といった感じでしょうか。
相手が「いいよ!」と言ってくれたらごちそうになり、「次はこっちが奢るね!」と言えばいいんです。
人の好意に甘えるのは苦手、という方もいるかもしれませんので、そういった方はこの方法は使わないようにしましょう。
しかし、相手に「奢ってでもいいから付き合ってほしい」と思ってもらえているのですから、それはそれでありがたいことですよね。
どうしても断れそうにない…そんな時の対処法は?
金欠だから断りたい、だけどどうしても断れそうにない…行くしかない!?というシーンもたま~にですが、あるかもしれません。
ベストな方法が「断る」だった場合、それが出来ないとなればなんとか「ベターな方法」を探すしかありません。
断れない飲み会をなんとか乗り越える、ベターな方法をいくつか考えてみました。
奢ってくれるなら素直に行くのも手
同僚の場合「奢ってくれるなら行く」と言ってもまあ許させる範疇だと思いますが、上司や先輩ですとなかなか言いづらいですよね。
しかし、素直に「金欠なので飲み会代が捻出出来ないんです」と言った際、「奢る」と言われたのであれば、素直に甘えてしまうのもひとつの手だと思います。
あんまり食べ過ぎたり飲みすぎてはいけない、奢ってもらっている以上気を遣わなければならない…と、ストレスがたまる部分もあるとは思いますが、断れない飲み会である以上、そこはガマン。
その日、及び後日改めてしっかりとお礼の言葉を伝えるのも忘れないようにしましょう。
同僚に今日の分だけ借りる
「金欠でピンチだから貸してくれない?」と、仲のいい同僚に助けを求めるのも手です。
事情を知っている同僚であれば助け舟を出してくれる可能性がありますしね。
もちろんできるだけ早くそのお金は返し、お礼としてお昼を奢るくらいするといいでしょう。
カードローンを利用して借りる
金欠時のピンチを助けてくれるもうひとつの方法が「カードローン」です。
大手であればコンビニで24時間365日お金を借り、あるいは返すことが可能なので、金欠時の飲み会費用がない時も「ちょっとコンビニでお金をおろしてきます」と言って借りることだってできちゃいます。
ただ、カードローンと言えばやはり気になるのが「金利」でしょう。
確かにカードローンの金利は高めですから、使いすぎるとかなりの利息となり、何年もかけてお金を払い続けなければならない可能性だってゼロではありません。
しかし、少額&短期間であればそれほどの金利はかからないんです。
例えば、カードローンで2万円を借りた際の返済総額をいくつか条件を変えて見てみましょう。
金利 | 借入期間 | 返済総額 |
---|---|---|
15.0% | 1週間 | 20,057円 |
15.0% | 2週間 | 20,115円 |
15.0% | 1ヶ月 | 20,246円 |
18.0% | 1週間 | 20,069円 |
18.0% | 2週間 | 20,138円 |
18.0% | 1ヶ月 | 20,295円 |
中でも金利が高めの18.0%であっても、1ヶ月で300円くらいの利息で済みます。当然、利息分も含めて返済が終われば一切お金を払う必要はありません。
1週間なら金利は100円もかかりません。ATMの時間外手数料よりも安いんですよね。
カードローン=利息が大変というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、必要な額だけを必要な時にだけ借り、できるだけ早く返済してしまえばATMを使うよりもお得に利用する事だって可能なんです。
毎月のように借りるとなると負担になる可能性がありますが、2、3ヶ月に1回くらいの頻度であれば、少ないリスクで便利に使えるのではないでしょうか。
「金欠」を伝えない言い訳もアリ。フォローは忘れずに!
素直に「金欠だから飲み会は行けません」というのが、ウソもなくスッキリした理由であるのは確かです。
が、「金欠って言っているだけで実は行きたくないだけなのではないか」なんて考える人もゼロではありません。まあ、こういった人はどのような言い訳を言ってもマイナスに捉える可能性もゼロとは言えませんが…。
ただ、金欠を理由に飲み会を断るなんて!と考える人がいるのも事実ですので、そのようなタイプの人に対しては上手く言い訳を使って乗り切ることをおすすめします。
どうしても行かなければならない(断れない)場合は、周りからお金を借りたり、カードローンを利用してなんとかお金を工面することを考えましょう。素直に金欠なことを打ち明けたら、奢ってくれる可能性もあります。
しかしどのような言い訳・理由であったとしても、断ったのであれば必ず何かしらの「フォロー」を入れておくこと、これは非常に大切なことです。
よりよい人間関係を築くためにも、「誘ってくれてありがとう」という気持ちと、「次もまた誘ってください」という気持ちはあわせて伝えておきましょう。
奢ってもらったときや融通を利かせてくれた時もお礼は忘れずに。どのような選択をしたとしても「礼儀」は大切ですね。
【こちらの記事もお勧め!】