金欠対策!稼ぐ、借りる、貰う、凌ぐ…パターン別解決法

金欠でもキャッシングで借金しちゃダメ!?3つのケースとその理由

金欠だけど、どうしても今すぐにまとまったお金が必要…そんな時、簡単な手続きでスピーディにお金が借りられるキャッシングを頼ろうと考える人も多いのではないでしょうか?

しかし実際のところ、金欠だからと安易にキャッシングに頼るのは危険かもしれません。状況次第では、借りたお金でその場はしのぐことができても、後から困る羽目になることもあり得るからです。

ここでは、そんな金欠でもキャッシングでお金を借りるべきではないと言える3つのケースについて、理由も合わせてご紹介したいと思います。

それって本当に必要なお金?緊急性のない用途での借金は控えよう

金欠でもキャッシングでお金を借りるべきではないと言える1つ目のケースは、《それが本当に必要なお金ではない場合》です。

例えば家賃や緊急の医療費など、生活上どうしても必要なお金であれば、キャッシングで借り入れをすることもやむを得ないと言えるかもしれません。

しかし、飲み会などの交際費や、ブランド品・嗜好品のような生活必需品以外の物品を購入するためのお金のような、緊急性の低い用途で借り入れをしようとしているのであれば、それは思いとどまるべきでしょう。

もちろん、キャッシングで借りたお金の使い道は原則自由ですし、一概にそのような使い方がすべて悪いというわけではありません。しかし金欠の状況であえてそうした用途でお金を借りるのは、キャッシングの仕組みを考えれば、かなりリスキーな行為です。

キャッシングでは基本的には一度契約してしまえば、借入限度額以内でなら、いつでも何度でもお金を借りることができます。そのため、それが借金であるという意識がどうしても薄れてしまいがちです。

そのお金を交際費や娯楽費などの、極端に言えば浪費に当たるような用途で使うことに慣れてしまうと、本当は我慢することもできるのに、『キャッシングで借りれば何とかなる』とついつい考えるようになってしまうのです。

その結果、借金の額が徐々に膨らんでいき、気が付いた時には返済が難しい金額になってしまっている…というケースも珍しくありません。

キャッシングで借り入れをするという決断をする前には、それが本当に必要なお金かどうか、必ず一度しっかりと考えるようにしてください。

返せない借金はトラブルのもと…返済のあてがないなら借りるべからず

2つ目のケースは、《確実に返済できるあてがない場合》です。

どんなに必要なお金であっても、もし返済できる見込みがないのであれば、キャッシングでお金を借りるという選択は極力すべきではありません。

キャッシングで借りたお金は基本的には必ず期日通りに返済をしなければなりません。しかも通常そこには利息が加算されますから、最終的には借りたお金以上の金額を支払わなければならないことになるのです。

それを考えると、ただでさえ金欠でお金に余裕がない状況で、返済のあてもなくキャッシングを利用することの危険性がおわかりいただけるのではないでしょうか?

なお、もし返済期日を守れなかった場合には、返済延滞金という形で罰金が課されることになります。さらに延滞期間が数か月以上の長期になってくると、重大なトラブルとして信用情報と呼ばれる個人の借入歴などを取りまとめたデータに記録が残ることもあります。これは、いわゆるブラック状態です。

もしもブラックになってしまったら、キャッシングを利用できなくなるのはもちろんのこと、クレジットカードの契約や住宅ローンなどの各種借り入れ審査にも影響が出てくるなど、将来的にトラブルの種になってしまう可能性もあります。

返済難に陥るリスクを避けるために、キャッシングを利用する際には、あらかじめ返済計画をしっかり立てておくのが鉄則です。

具体的には、《いつまでに》《いくらずつ》返済できるかどうかということは、最低限明確にしておきましょう。例えば、来月のボーナスで20万円までなら確実に一括返済できるというのであれば、その金額までは問題なく借り入れをしてもよいと言えます。

キャッシングは手軽にお金が借りられるということばかりが強調されがちですが、他の借り入れサービスに比べて返しやすいとは決して言えません。むしろ、借り入れ額に対して金利設定はやや高めで、返済負担は大きい方と言えるでしょう。

特に金欠の時に無計画にキャッシングでお金を借りてしまうと、あっという間に返済不可能な状況に陥ってしまいます。お金に困っているとどうしても借り入れを焦ってしまいがちですが、そういう時こそ、慎重さを忘れないようにしましょう。

業者によっては無利息も!?早く返せば返すほどお得な金利の仕組み

キャッシングを利用するうえで必ず理解しておいてほしいことが1つあります。それは、基本的な金利の仕組みです。

利息の仕組みを知らなければ、最終的に自分がいくら支払うことになるのかもわからず、返済計画を正しく立てることもできません。

原則としてキャッシングの金利設定は1年間に○%という年利表示になっていますが、実際には利息は日割りで加算されていきます。ただしキャッシング業者のシステム上、利息の計算は毎月1回の締日に行われます。
自分の借り入れに対してかかる1か月分の利息の金額は、以下の計算式で出すことができます。借り入れ額×金利(%)÷365日×1か月分の日数(日)

この金利の仕組み上、返済期間が長くなればなるほど、同じ金額の借り入れでも利息が高額になります。それは最終的な総支払額に少なからず影響するのです。

キャッシングでは毎月数千円程度からの少額分割払いができることも多く、無理なく返していくことができるという意味では非常に魅力的ですが、嵩んでいく利息のことを考えると、決してメリットばかりとも言えないでしょう。

なお、キャッシング業者の中には、特定の条件を満たせば一定期間無利息で借り入れをすることができる無利息サービスを取り扱っているところもあります。

無利息サービスが適用される場合、無利息期間内に借り入れを完済することができれば文字通り一切利息を支払わずに済ませることも可能なので、返済計画とマッチするのであればぜひ活用しましょう。

ただし、無利息期間を過ぎた時点からは、通常通りの利息が発生することになるので、その点は注意が必要です。

多重債務のリスクあり!複数キャッシングを契約するのは避けるべし

3つ目のケースとしてご紹介するのは、《すでに他社でお金を借りている場合》です。

キャッシングでは必ず借入限度額の制限が設けられます。したがって、今ある借り入れ枠では足りなかったり、最悪の場合、その借金の返済のために新たにキャッシングを申し込もうと考える人もいるかもしれません。

しかし複数のキャッシング業者から同時にお金を借りるというのは、できる限り避けた方がよい行為です。そこには、3つの大きなリスクが潜んでいます。

  • 返済管理が難しくなる
  • 毎月の返済額の負担が大きくなる
  • 借金の総額や完済の見通しがわかりにくくなる

まず、借り入れ件数が増えることによって、単純に毎月の返済回数が増えます。業者ごとに異なる返済日や返済方法を正しく把握し、確実に支払いを遂行するのは、思った以上に面倒で負担の大きいことです。

また、月々の返済額が増えてしまうというのも大きなネックになります。1社ごとの返済額は小さくても、合わせればその金額は思いがけず大きくなります。借り入れ額や借り入れ件数によっては、毎月数万円ものお金を返済に回さなければならないということもあるのです。

さらに借金が複数の業者にばらけていることで、今現在の借入残高の総額はどうしてもわかりにくくなります。それにともなって、いつまでに完済できるのかという見通しを立てることも難しくなってしまうのです。

以上のリスクを考えると、複数のキャッシングで同時に借り入れをすることにはほとんどデメリットしかありません。結果として、複数同時借り入れが原因で返済困難に陥る《多重債務》状態になってしまう人も少なくないのです。

もともと金欠であれば、その危険性は通常よりも高いと言わざるを得ないでしょう。

誰でも借りれる!簡単に借りれる!それって危険なヤミ金かも…

複数のキャッシングで同時に借り入れをすることのリスクは、業者側も承知しています。そのため、借り入れ件数によっては、新たにキャッシングを申し込んでも審査に通らなくなってしまうということもあるのです。

そんな時、街中の広告やネットなどで見かける《無審査融資》を謳うキャッシング業者に興味を持ってしまうことがあるかもしれません。しかしその手の業者は、いわゆる闇金融の可能性が非常に高いので、絶対に利用すべきではありません。

闇金融とは…キャッシングを営業するうえで必須となっている国や自治体への登録を行わずに営業している違法業者の総称。営業形態は様々だが、違法行為が横行しているという点は共通している。

闇金融では、借り入れ自体はたいていの場合、容易に行うことができます。宣伝通り、本当に無審査状態で借り入れができることも珍しくありません。しかし問題は、お金を借りた後にあります。

通常、正規のキャッシングでの金利は最大でも20%までと定められていますが、闇金融ではトイチ(10日で1割)以上の高金利が当たり前のようにまかり通っています。トイチを年利に直すと、実に365%以上にもなるというのですから、いかにけた外れの金利設定かということがお分かりいただけるでしょう。

これほどの高金利では、まずまともに返済を続けていくことはできません。そして、ひとたび返済が滞るようになれば、今度は脅迫的かつ強引な取り立てが行われます。時には自宅や職場まで押しかけてくることもあるのです。

万が一、闇金融と関わってしまうと、自分の生活に悪影響が出るのはもちろんのこと、家族や友人など周囲の人までも巻き込んでしまうかもしれません。

どれほどお金に困ったとしても、闇金融の可能性があるキャッシングだけは確実に避けるように心得ておきましょう。

便利なだけじゃない!?安心・安全にキャッシングを利用するために…

手軽に現金の借り入れができるキャッシングはとても便利で頼もしいサービスですが、それが借金であるという認識は正しく持っておかなければいけません。

どんな形であれ、借金をする以上は完全にノーリスクとはいかないのです。キャッシングに関する法規制が比較的整ってきている今でさえ、使い方を間違えれば人生を大きく狂わせてしまうことも十分にあり得ます。

簡単に利用できるからこそ、安易に『お金が必要だからキャッシング』という判断をせず、本当に借り入れをするべきか、そして確実に返せるのかということを、慎重に考えることがとても大切になるのです。

せっかくの便利なキャッシングを安心・安全に利用するためにも、ここでご紹介した情報を踏まえて、適切な判断をできるよう心がけてください。

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